真光やめたら幸せになりました

真光やめるほどじゃないけど、ちょっと疲れたな。そんなときは一息つきましょう。無理にやめなくてもいいんですよ。

真光の元ネタ オオクニヌシは龍神様? 大物主編

真光の元ネタ

オオクニヌシ龍神様?

真光のイズノメノオオクニタマオオクニヌシ龍神についてのお話をしてきました。
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  • イズノメは禊の神で、水に関わるから龍神扱い?
  • イズノメとオオクニタマ、オオクニヌシをくっつけた理由は不明

という主旨でしたね。

その後調べていきますと、オオクニヌシは海蛇や竜蛇と縁が深いことが分かりました。

オオクニヌシと海の縁

  • 海の向こうから来た神、スクナビコナ、オオモノヌシと協力する
  • オオモノヌシとオオクニヌシは同体とされている
  • オオモノヌシは蛇
スクナビコナオオクニヌシ

オオクニヌシが出雲の美保の岬にきたときに、小さな神スクナビコナと出会います。
スクナビコナは天のカガイモの船に乗り、蛾の衣をまとっていました。

名を聞いても名乗らないので、物知りのクエビコ(かかし)に聞いて、「カミムスヒの御子スクナビコナです」と教えてもらいました。

カミムスヒはスクナビコナに、「オオクニヌシ(アシハラノシコオ)と兄弟になって国を造り固めなさい」言いました。

カガイモは蔓草でヒトデのような花が咲きます。
ツルはヘビのようにうねっていますし、大蛇の古名を「カガチ」と言います。

さて、オオクニヌシスクナビコナと協力して国造りをしていましたが、スクナビコナは海の向こうのにある、永遠の理想郷である「常世の国」に去ってしまいました。

オオモノヌシとの出会い

日本書紀

オオクニヌシは国造りを一人で続け、出雲の国に着いて

葦原中国はもともと荒れていて、岩や草木に至るまでみな横暴であった。しかし、私が屈服させて、従わないものはなくなった」
「今この国を治めているのは私一人だけである。私とともに天下を治めるべき者はいるだろうか」*1

と言うと
不思議な光が海を照らし、たちまち浮かんで来るものがありました。

「もし、私がいなければ、おまえはどうしてこの国を平定することができただろうか。私がいたからこそ、おまえはその大きな功績を立てることができたのだ」*2

オオクニヌシがどなたか尋ねると

「私はおまえの幸魂(さきみたま)奇󠄀魂(くしみたま)である」*3

と答えました。

四魂(しこん)とは

ここで四魂とは何か解説しましょう。
魂には四つの側面があります。

  • 神霊の穏やかな側面を表す「和魂(にぎみたま)
  • 活発な「荒魂(あらみたま)
  • 幸いをもたらす働きの「幸魂(さきみたま)
  • 霊妙な力で万事を知る「奇魂(くしみたま)

日本書紀ではこのように、オオモノヌシとオオクニヌシが同一のように書かれています。
オオクニヌシがおごり高ぶって荒魂が活発になりすぎ、和魂のオオモノヌシがたしなめる自問自答のシーンとも言えます。

古事記

オオクニヌシが、

「わたし一人でどうやってこの国を作っていくことができるのだろうか。どの神となら、わたしとともにこの国を作っていけるだろうか」*4

と悩んでいると、光り輝きながら海から近づく神オオモノヌシが現れて

「きちんと私を祀るならば、協力して国作りをしよう。そうしなければ、国を完成させるのは困難であろう」*5

と言います。

日本書紀に比べて古事記オオクニヌシは弱気ですね。
スクナビコナやオオモノヌシなど、パートナーと協力して本領発揮するタイプの神様なのでしょう。

まとめ

オオクニヌシはオオモノヌシと同体あるいはパートナー。
オオモノヌシはヘビ

真光の神の正体に迫るシリーズ
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*1:神話のおへそ『日本書紀編P119』

*2:同上

*3:同上

*4:神話のおへそP85

*5:同上

武神より強い布の神

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前回の記事では、日本神話とギリシア神話の共通点から、糸には神様や龍蛇の正体を暴いて捕まえる不思議な力があるよ、というお話をしました。
今回は日本神話での山場である「出雲の国譲り」から、ちょっとマイナーな神様を取り上げます。

国譲りと天孫天下りの段『日本書紀

高皇産霊(たかみむすひ)尊は(なか)つ国の平定のために経津主神(ふつぬしのかみ)武甕槌神(たけみかづちのかみ)二柱の神を遣わして、平定させました。

本文ではこのように二柱の武神フツヌシとタケミカヅチが制圧したとなっています。
本文の別伝では、

あるいは、二神(ふたはしらのかみ)は悪しき神や草・木・石の類を討伐し、みな平定されました。服従しない者は香香背男(かかせお)だけでした。そこで倭文神(しとりがみ)である建葉槌命(たけはつちのみこと)を遣わすと服従しました。そして二神は天に上ったともいいます。*1

と、この段の本文の別伝にのみ倭文神(しとりがみ)のタケハツチが登場します。
強い武神二人かがりでもカカセオは最後まで降参せず、織物の神であるタケハツチが帰順させました。

また一書の第二では

二神は「天に悪しき神がいて、名を天津甕星(あまつみかほし)、またの名を香香背男(あめのかかせお)といいます。まずこの神を征伐してから、葦原中国に下ります」と申し上げました。*2

タケハツチは登場しません。
また、フツヌシとタケミカヅチが、先にカカセオを討伐してから中つ国に降りたので、順番が逆になっています。

星の神カカセオとは

本文の別伝では、最後まで抵抗したのがカカセオ。一書ではアマツミカホシとも呼ばれる星の神様です。
記紀神話に登場する唯一の、星の神様です。

星と言ってもロマンチックにキラキラ輝くのではなく、
"中つ国の夜にちらちらと不気味に輝く「蛍火(ほたるび)(かがや)く神」の一神"でした*3

カカセオは何の星なのか

太陽と月に並び、天つ神でありながら太陽神アマテラスには従わない、星の神カカセオ。
カカセオは火星か金星のことを指すという説があります。

火星は中国で「熒惑」と呼ばれ、光の変化などが激しく人を惑わせる不吉なものでした。熒にはホタルの意味があります。
金星は明けの明星として太陽を脅かします。西洋でも金星をルシファーといいますね。

倭文神って強いの?

倭文(しとり)とは日本古来の丈夫な織物で、梶の木や麻など植物性の繊維を染めて、縞などの文様を織り出したものです。神様に捧げる幣でもあります。

二柱の武神でも倒せないような星神カカセオを、織物の神様であるタケハツチが討伐できるのでしょうか?

「懐柔した」と解説されることもありますが、「服従させた((うべな)ひぬ)」としか書いてないので、武力制圧かどうかははっきりしません*4

出雲国造神賀詞(いずものくにのみやつこのかむよごと)には「天皇の御心も倭文織物のようにしっかりと(倭文の大御心もたしに)*5」という表現があるので、武力的な強さとは別の、しっかりと丈夫な強さなのでしょう。

倭文のあらわすもの

万葉集での用例を見ると、倭文織物には「男女の心あるいは離れていく魂や鳥をしっかりと捕獲して繋ぎとめる絆・網としての意味*6」があると解釈できます。
星は昼間に見えず闇夜で見える光であって、魂や空の鳥のようにつかみ所のない存在といえます。

フツヌシとタケミカヅチは刀剣や相撲という接近戦型なので、天にいるカカセオに勝てなくとも致し方ないかもしれません。

織物は秩序の象徴

また倭文苧環(しつのおだまき)といって倭文を織る麻糸を巻いた糸巻きは「規則正しく紡ぎ出される『運命の糸』の意で用いられ*7」ます。
前回紹介した三輪の大神も、糸巻きによって正体が明らかになりました。
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倭文苧環には"蛇や神を搦め捕りその正体を暴露する力*8"があります。

以前紹介したエヌマ・エリシュでも、龍であるティアマトは網に絡め取られ敗北しました。
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麻糸や倭文織物には
"繰り返し紡ぎ出される運命・生命の糸"
"規則正しく織り成される運命・宇宙の秩序の織物や網の目としての意味"
が認められます。

離れた魂や男女の心、運命を結びつける絆として働く力で、天にいるカカセオまでたどり着けるでしょう*9
荒ぶる神の正体を明らかにし、織りなす網の目や文様という秩序の中に、カカセオを搦め捕ることできたのではないでしょうか。

まとめ

広い意味では、混沌とした自然神を、織物という規則正しい秩序が討ち、従わせるお話なのです。

また糸や織物は概ね女性の領分です。
刀剣や格闘という男性的な武力だけではなく、織物という女性的・文化的な強さと力を合わせて国譲りがなせたとも言えます。
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*1:神話のおへそ『日本書紀』編P143

*2:同P149

*3:「日本の神話伝説」吉田 敦彦, 古川 のり子1996。P184より

*4:タケハツチは強い武神説もあります。

*5:同P186

*6:同P186

*7:同P187

*8:同P187

*9:布=羽衣説もあり

日本神話とギリシア神話 大物主とエロス編

日本神話とギリシア神話の似ている話

何かと共通点の多い日本神話とギリシア神話ですが、あまり取り上げられていない話もあります*1

  • エロスとプシュケー
  • 三輪(みわ)の大神である大物主(おおものぬし)活玉依毘売(いくたまよりびめ)

ギリシア神話のエロスとプシュケ

エロスはギリシア神話の愛の神であり、美の女神アフロディーテの息子です。

とある国に美人三姉妹の末っ子のプシュケという娘がおり、その美しさはアフロディーテをしのぐほどと評判でした。
人々はアフロディーテの祭壇をないがしろにしてその娘を崇拝し始めました。

アフロディーテは怒り狂い、エロスに復讐を言いつけました。
エロスは恋の弓矢を持っており、どんな相手にも惚れさせることができます。その弓矢でプシュケが下賤な男と恋に落ちるように仕向けるのです。
ところが、うっかりエロスは自分自身を矢で傷つけてしまい、プシュケに激しい恋心を抱くのでした。

一方プシュケは求婚者が現れず、困った両親はアポロンの神託を授かりに行くと「山の上の怪物の花嫁になる」と言われました。
実際に山にたどり着くと、素敵な宮殿に豪華な食事。優しい夫は夜ごとに通うが、姿は見せられないという。

怪物に嫁いだはずなのに幸せそうに暮らすプシュケを姉たちは不審に思い、プシュケに夫の姿を見るようにそそのかします。
プシュケがある夜に訪れた夫の姿を見ると、そこには羽根を持つ美青年がいました。

姿を見られたエロスはプシュケを置いて飛び去りました。
その後プシュケは無理難題を乗り越えて一度は死にましたが、エロスが生き返らせて再び二人は結ばれました*2

三輪山の大物主

古事記

活玉依毘売(いくたまよりびめ)はたいそう容貌に優れた女性でした。
威厳のある装いのたぐいまれな立派な男が夜中に突然訪れ、お互いを見初めて結婚しました。やがてイクタマヨリビメは妊娠しました。

両親は夫もいないのに身ごもったことを不思議に思い、娘に尋ねると
「名前も素性も知りませんが、麗しい男が夜になるとやってきて、共に過ごすうちに自然と懐妊しました」と答えました。

両親はその男の正体を知りたがり、娘には「赤土を床の前に散らし、糸巻きに糸を巻いて針に糸を通しておき、その男の着物の裾に刺しておきなさい」と言いつけました。
娘は言われたとおりにして翌朝見てみると、その糸は鍵穴を抜けて残った糸は三巻だけ。糸をたどると美和(みわ)山の神の(やしろ)にたどり着きました。つまり神の子を身ごもったのです。
糸が三巻(みわ)残ったことから三輪(みわ)と名付けました*3

日本書紀

倭迹迹日百襲姫命(やまととびももそひめのみこと)は第七代孝霊(こうれい)天皇の皇女です。
夫である大物主神は夜にしか通ってこなかったので、「昼間の美しい姿が見たい」と頼みました。
大物主神は「明日櫛箱の中にいるから、その姿を見ても驚くな」と言いました。
しかし箱を開けると中に小さな蛇がいたので姫は驚き叫ぶと、大神は恥をかかされたと怒り、三輪山に帰りました*4

古事記日本書紀では話が多少違いますが、ギリシア神話との共通点は、

  • 山と関係が深いこと。
  • 美しい男性が夜ごと通うが、正体は明かさないこと。
  • 身内にそそのかされて正体を見ること。
  • 姿を見られて関係が終わること。

と、おおまかな話の筋は似ていますね。

見てはいけない妻の姿を見てしまって永遠の別れに至る話は、日本だけでなく世界の神話に多くあります。
大物主とモモソヒメ、エロスとプシュケの二組は男女逆で、見てはならぬ夫の姿を見て別れに至ります。
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意中の女性を娶るために不可能な課題を与えられる男性の話は多くあります。
日本神話ではオオナムジとスセリビメは恋に落ちますが、姫の父であるスサノオは殺す気満々。オオナムジをヘビの部屋に閉じ込めたり、野原で火をつけたりします。

プシュケはアフロディーテの神殿に訪れて許しを請い、小屋いっぱいの混ざり合った穀物を日暮れまでに種類別に分ける、凶暴な羊から羊毛を刈り取るなどの課題を与えられました。
これも男女逆で、夫に会いたくて妻が難題に取り組むお話になっています。

さて、古事記日本書紀とで話が分かれてはいるのですが、「糸で麗しい男の正体を突き止めること」と、「その正体が蛇であること」が重要な点となります。

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参考および出典

神社検定公式テキスト2『神話のおへそ』
神社検定公式テキスト10『神話のおへそ『日本書紀』編』

*1:大林太良は触れているようだ

*2:イラストで読むギリシア神話の神々P59-62

*3:神話のおへそP208-9

*4:神話のおへそ日本書紀編P237

般若心経の歌ベトナム編「Tinna Tinh」

今でもよく薬師寺寛邦(キッサコ)さんの般若心経の歌をよく聞いています。
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私が知らなかっただけで、お経に音楽をつけたり、歌にする人は海外にもいました。

その中で、最近のお気に入りがこちらのTinna Tinhさんです。

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やや低めの女性の声が心地よく、この抑揚のなさがお経らしくて落ち着きます。

お経については無知なのですが、同じ般若心経でも中国語版だと発音が少々違うようです。

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Tinnaのさん版だと聞き慣れた般若心経とほとんど同じ発音なので、なんだか不思議な感じがします。

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一番のお気に入りは災厄を解くという「佛頂尊勝陀羅尼經」。
これを聞くとよく眠れます。

さてさて神道からは大祓詞
北多摩神道青年会むらさき会さんの動画で、大祓詞ピアノ曲をつけたものです。
字幕に現代語の意訳が出ます。

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画質もよく映像の質が高いです。
音楽は"雅楽 の「越殿楽」を基に作曲"したとのことです。

ちなみにこの大國魂神社はドラマ極主夫道の撮影地として使われたことがあります。
www.ookunitamajinja.or.jp
【公式】極主夫道|読売テレビ・日本テレビ系
極主夫道での結婚式のシーンには、背後に天照皇大神八幡大菩薩、春日大明神の掛け軸がありました。

これも神社検定弐級の知識があれば、「三社託宣だ」ということが分かります。
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宗教はあやしいか?

日本ではオウム以来、「宗教はヤバイ、あやしい」と言われることがあります。
宗教は数千年に渡り人々の心を支えてきました。
道徳や正義を産み出す一方、差別や戦争も産み出しました。

それでも、宗教を捨ててまともに生きられるほど、人間はかしこくもないし強くもありません。
他のもっとヤバいカルトにハマるのが関の山。
スピリチュアル、反医療や反ワクチン、マルチビジネス、投資詐欺、情報商材、科学的根拠を欠いたエコ……
弱者にやさしそうな立派な活動に参加したと思ったら、反社会的な過激派に参加していたり。

18歳で成人することになってしまったので、様々なカルトが若者たちを狙うでしょう。
カルトの種は世につきることはありません。
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この世は複雑なのに、人間はその複雑さに耐えられません。
だから「これさえあれば全部解決できる」と銘打つ免罪符をほしがります。
まずはその怠惰や弱さを認めて、比較的マシな依存対象を選び取れたら上等だと思っています。


Usnisa Vijaya Dharani

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真光の元ネタ イズノメの正体 後編

イズノメから聖書へ

さて、前回の続きです。
神道におけるイズノメは(けが)れから生まれた災いを直す神というお話をしました。
水に関わりがあるので、龍神というところまではいいでしょう。
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日本や朝鮮、スキタイでの神話において、龍神は恵みをもたらす河や海の女神であり、天の神と交わって神々の母となったり、人間の統治者の始祖となったりする神様でした。

これが聖書ではどうかというと、主たる神に討伐される怪物として扱われます。

エゼキエル書

第29章と32章の預言

「エジプトの王パロ(ファラオ)よ」
「あなたはその川の中に伏す大いなる龍」

ナイル河の主であるファラオを、太古にヤハウェの敵だったレヴィヤタン(複数の頭を持つ龍)になぞらえて、
「川の魚のように顎に鍵をかけて釣り上げてやるぞ、眷属であるエジプト国民も巻き添えにして地面に投げ捨て、空の鳥や獣の餌にしてやる」
という内容です。

「わたし(ヤハウェ)は、かぎをあなたのあごにかけ、あなたの川の魚を、あなたのうろこにつかせ、あなたと、あなたのうろこについているもろもろの魚を、あなたの川から引きあげ、あなたとあなたの川のもろもろの魚を、荒野に投げ捨てる。
あなたは野の面に倒れ、あなたを取り集めるものも、葬る者もない。
私はあなたを、地の獣と空の鳥のえじきとして与える」

「あなたは海の中の龍のような者」
「わたしの網をあなたに投げかけ、あなたを網で引き上げる」
「あなたを地に投げ捨て、野の面に投げうち、空のすべての鳥をあなたの上にとどまらせ、全地の獣にあなたを与えて飽かせる。わたしはあなたの肉を山々に捨て、あなたの死体で谷を満たす。わたしはあなたの流れる血で、地を濁し、山々にまで及ぼす。谷川はあなた死体で満ちる」

「龍体を切り刻む」の元ネタは聖書あたりから来ていると見てよいでしょう。

「鳥や獣にエサとして与える」を「お雑煮の具材にしておいしく頂く」とアレンジしたのは日本人らしいなと思いました。
真光はこういう経緯でお雑煮を禁止しているので、毎年の正月には食べるようにしましょう。
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元ネタが分かると、こうした変化の過程も分かってなかなか面白いですね。

オカルト系の元ネタ探しばかりするのは、個人的には精神によくないなと感じています。そこに大した答えはないのです。
それより近所を散歩してお地蔵さんを見つけたり、神社やお寺にお参りしたり。
自然に触れ、太陽を浴びて、花の美しさや水のせせらぎに癒やされることの方が大事です。

うちのブログで神社検定をおすすめしているのも、まずはスタンダードな神道の知識を得て欲しいからです。何事も基本が大事。
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そういった王道を選ばず、オカルトばかりに興味を持つのは何故なのかは顧みる必要があります。
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聖書の元ネタ「エヌマ・エリシュ」

ちなみに聖書の「水の支配者である龍を、網で生け捕って殺す」というくだりは古代バビロニアの神話「エヌマ・エリシュ」から来ています。

古代オリエントでは、水はまつろわず秩序を乱す存在として描かれます。

春になると雪解け水で川が増水して氾濫します。
川の水と海水が混ざりあって、低地を泥の中に沈めて混沌としますが、水が引くと肥沃な大地が表れます。
氾濫しすぎては大洪水、少なければ旱魃となるようなままならぬもので、灌漑や排水によって秩序がもたらされました。

創世神話「エヌマ・エリシュ」

原初の真水の神アプスと海水の神ティアマトが混ざり合って交わって多くの神を産みました。
その息子である天の神アヌは、単独で知恵の神エアを産みました。

アプスーは若い神たちがうるさくて眠れず、殺害計画を立てましたが、漏れて逆にエアに殺されてしまいます。
エアはアプスの死体の上に住居兼聖所を構えて「深淵(アプス)」と名付け、妻の女神ダムキナともうけた子供こそが、バビロニア最高神マルドゥクです。

マルドゥクはティアマトをに風を送って挑発し、怒ったティァマトは魚や龍の怪物軍団を産み出します。エアもアヌもティアマトに怖じ気づいてしまいました。
最も若いマルドゥクが王となり、アヌから授かった風を武器として携えティアマト討伐に向かい、一騎打ちとなります。

マルドゥクはティアマトを網で捕らえ、風を送って口を開かせ、体内に弓矢を射って殺しました。そしてティアマトの死体を二つに裂いて一方で天を創り、もう一方で地を創りました。

これが聖書になると、死体を鳥に食べさせるかたちで天に満たし、山や谷に撒くことで地を覆ったりします。

龍体を刻む話だけなら聖書の紹介だけでもよかったのですが、古代オリエントまで遡ったのには理由があります。

真光誌

真光の機関誌って皆さんは読んでましたか?
よく二代目の恵珠氏は「シュメール」の話をしていたという記憶があります。

古代の四大文明の一つがメソポタミア
メソポタミアは「河の間の土地」という意味で、チグリス河とユーフラテス河に挟まれた土地を指します。現在のイラクあたりです。
このメソポタミア南部がバビロニア、北部はアッシリア。更にバビロニア南部がシュメール、北部がアッカドです。
「古代メソポタミア文明は、最も南のシュメルから始まった」と言われています。

このバビロンの守護神マルドゥク天地創造を描いた神話のアッカド語版「エヌマ・エリシュ」はオリエント全域に広がったそうです。

光玉氏が、聖書のルーツの一つであるバビロニア神話を知っていたとしても不思議はありません。
真光のイズノメは聖書や古代オリエントが元ネタでした。

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ワクチンを打って真光をやめよう

真光の教義は反医療

真光は手かざしで病気が治るかのように吹聴しています。
まともな大人なら真に受けるはずがありません。

医者ですら医大に6年通い医師免許を取り、2年間の研修医を終え、更に専門医として数年間経験を積んでやっと一人前です。
それでも胃腸や心臓外科など、人体のごく一部しか診ることができません。

「素人が三日講義を受けただけで、なんでも治せる奇跡の業が手に入る」と思う方がどうかしてます。
どうかしてるから私たちは入信してしまったのです。

とはいえ人間はバカで怠け者ですから、こういうお手軽に買える奇跡に目がくらむのも致し方ないことです。

もちろん気休めで手かざししている「だけ」なら問題はないのですが、こういった些細な入り口から深い沼に沈んでいくものです。

反医療の手口

一応建前としては「手かざしと医療を十字に組む」などとは言うものの、薬害、化学薬品、添加物、ミソギなどと色々脅します。
このような教義ですから、事実上は医療を遠ざけさせています。
手かざしで治るなら病院などはいらないのです。

真光は現代医学を遠ざけて真光に金や労働力を捧げさせます。

手かざしでは治らないからやめられない

真光を真面目に信仰して病気が治らなかったら、目を覚まして見切りをつけるでしょうか?
もちろんそういう人もいますが、却って信仰心が深まっていっそうのめり込むようになるのがオチです。
ギャンブルは損しかしないから、やめられないのと同じです。

治れば奇跡、治らなくても罪穢だのなんだので更なる奉仕が期待できます。

また、「病気などの不幸の原因は霊障」と教えているため、病院に行ってもまた別の病気になって解決しないから無駄であるかのように思わせます。

私も真光を辞めた後ですら、なかなか病院に行かなかったり、薬に頼らず苦痛に耐えていたりしました。

さて、真光にとって反医療が重要な教義といえるのですが、最近は反ワクチンの人々を真光に取り込もうとしているようです。
元々そういう思想ですからね。
道場内で集団感染のニュースがあったはずなのですが、検索しても見つからなくなりました。

私も3回目のワクチンがそろそろ打てそうです。
真光やめたけど、なんとなく医療に不信感があって病院に行かなかったり、ちょっとした痛み止めすら飲まずに耐えて我慢していませんか?
それは真光の罠です。

反医療の中でも反ワクチンという大きなグループがあるのですが、よく分からない謎理論やねつ造した証拠を大量に作り出すんですよね。
そこに科学的な正しさはありません。
反ワクチンの原動力とは単に「お注射が怖い」という素朴な感情だという説があります。

医療が嫌いなこと自体は仕方がないことです。でも自分にとって都合のいい情報だけを集めて、好き嫌いを正当化するのはダサすぎます。
もちろん特定のアレルギーなど、医学的にワクチン接種が困難な方もいますが、できないと決めつけずに相談してみましょう。

ワクチンを打って真光をやめよう

真光をやめるためにも、新型コロナのワクチン接種をオススメします。
真光は医療を否定し、本来なら助かるはずの命を奪い、健康を損なわせてきました。

私のように、真光をやめたのに病院に行かなかったり、医師に不信感を持つ人もいるかも知れません。

それは真光の罠です。

ワクチン接種という選択をすることで、あなたは真光に勝ち、真光を悔しがらせることができます。
真光をやめても真光にコントロールされたままの人生か、それとも自分の人生を自分で選択するのか。

賢明な選択をお祈りします。

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