真光やめたら幸せになりました

真光やめるほどじゃないけど、ちょっと疲れたな。そんなときは一息つきましょう。無理にやめなくてもいいんですよ。

宗教戦争ゲーム「ファイヤーエムブレム風花雪月」

ファイヤーエムブレム風花雪月」

Nintendo Switchで遊べるシミュレーションRPGファイヤーエムブレム風花雪月」をご紹介。
今回これをおすすめする理由は、宗教を中心に据えたストーリーだからです。

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中身は中世ヨーロッパ風三国志

「中世ヨーロッパ風ファンタジー」「学園もの」という、まーったく興味のわかないジャンルでした。
しかし、PVを見てみると中身は三国志のようで面白そうです。

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あらすじ

フォドラ大陸は「アドラステア帝国」、「ファーガス神聖王国」、「レスター諸侯同盟」の三国が平穏に治めています。
フォドラの大半の人々は敬虔なセイロス教の信徒であり、主である女神を信仰しています。

三国の中心にある「ガルグ=マク大修道院」はセイロス教の総本山。
この「ガルグ=マク大修道院」の中にある士官学校で、主人公は教師となります。

ストーリーすごくよかった。

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主人公のやることは育成

主人公「ベレト/ベレス」は生徒を教育して、槍術や馬術などの技能を上げるのが本業です。
技能を上げて資格試験に合格すると、兵種を変更できるようになります。

進路相談や悩みに耳を傾け、食事をして絆を深め、お茶会で会話を盛り上げたり、プレゼントを贈ってやる気を出させます。

戦闘や休日の交流を通して、自分と生徒との絆、生徒同士の絆を育みます。
仲良くなれば、命中率や回避率が上がるなどの効果があるのです。

また、絆が深まった生徒同士のストーリーイベントも発生します。
仲人のように、「誰と誰をカップルにしようかな?」と考えるのも、一つの楽しみです。

戦闘は頭脳戦

戦闘ではマップと敵勢力を見ながら、誰を出撃させるか、どの兵種にするか、持たせる武器やスキルを選びます。
軍師となって生徒たちに采配を振るいつつ、自分も参戦します。

基本的に挟撃されるか、戦線が伸びるか、二手以上に分かれるかなので頭を使います。
敵のAIが賢くて序盤はかなり苦労しました。

育成するチーム戦なので、野球監督やコーチのようなゲームと言えます。
学園ものというよりは、管理職シミュレーションなので、年を重ねてからの方が楽しめるかもしれません。

何の兵種がほしいからどの生徒の何の技能を伸ばすのか、この二人の恋の行方が見たいから戦闘でなるべく隣同士にしようとか、回復役が足りないから回復の計略が使える騎士団を持たせようとか、授業前にやる気を回復させたいけど、主人公自身の技能も上げないと戦技が増えないとか、ペガサスナイト打たれ弱いから育成しようとしてもすぐ敗走するとか、いろいろ考えてると時間が溶けるのでメモを取りながらやってます。

制限の中で

武器には耐久度があり、戦技を使えば早く傷みます*1
強力な武器は使用回数が少なく、修理に必要な素材も手に入りにくければ、修理代も高額*2

生徒も無制限に鍛えられるわけではなく、授業や出撃できる戦闘の回数*3は限られています。
出撃するとお金やアイテムが手に入りますが、回復薬も減るし、武器が傷んで修理代がかさみます。
あれもこれもと欲張ると、何もマスターできないままに終わるので、コスト内に納める計画性が重要になります。

全般的に、「時間をかけて、お金やアイテムを集めて、キャラを強化したり強い武器や防具を買って……」というやり方がやりにくくなっています
(ゲームやると中盤から資金や素材が余るタイプなんですが、終盤近くまで金欠でした)。

レスター諸国同盟出身者が集う「金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)」を選んでクリアしました。
私はめったなことではゲームの2周目をやりません。一周130時間も遊んだら普通はおなかいっぱいです。
そんな私がクリアしてすぐ「黒鷲の学級(アドラーラッセ) 」で2周目を始めるぐらい面白いです。

宗教「セイロス教」中心の世界

さて、メインストーリーはズバリ宗教。
このキリスト教風の宗教「セイロス教」を主題に据えたのがよかったのか、海外にも多くのファンがいます。

「主が父ではなく女神である」という大きな違いはありますが、東方教会西方教会、「主の名をみだりに口にしない」戒律などのそれっぽいところはあります。

また、教会が腐っているのも定番ネタでしょう。

大司教レア様、美しくて慈愛に満ちている一方で政治家のような厳しさもあります。
真光の教祖もこれくらいカリスマがあれば、安泰だったのにね。

レア様の服飾はミュシャ風でスラヴの香りがします。
ガルグ=マク修道院も建築物としてなかなか美しいです。

各キャラの宗教観

キャラクターにも宗教は大きく関わります。
敬虔なセイロス教信徒なのが当たり前の世界なので、生徒たちもしょっちゅう主に祈りを捧げて加護を願います。

主やセイロス教が話題になることもあれば、宗教にちなんだ行事もあります。
信仰心の薄いキャラもいれば、教団に不信感や反感を持つものや、異教徒もいます。

このセイロス教に対する考え方の違いが、大きくストーリーに関わります。
根幹は宗教戦争とも言っても過言ではありません。

信仰という技能

戦闘の技能には、斧術や剣術と同じように「信仰」という技能があります。
信仰が高ければ、回復魔法がパワーアップして、遠くのキャラの回復ができたり、状態異常を治せるようになります。

読み物も充実

書庫に行くとセイロス教の神話や戒律などを読むことができます。国外の旅行記やフォドラの歴史の本もあります。
序盤からたくさん読んでもよく分からないので、時折読みに行く程度でよいでしょう。

音楽もいいぞ

イラストもきれいですが、音楽もかなりよいです。
戦闘曲は好きですね。170時間以上プレイしてても全然聞き飽きません。

一つ取り上げたいのが、序盤にゲームのチュートリアルをしてくれる少女のテーマ曲「魂の高座」。(ちなみに原曲ではなくファンによるカバーです)。

これを聞いたときに「洋風のおしゃれなお経」と思いました。

疲れにくい

情報量が多い割にはなぜか疲れにくいんですよね。
キャラも比較的ゆっくりしゃべるせいなのか、録音がよいのか、フルボイスでも疲れないんですよね。
地味で評価のしづらい部分ですが、プレイにストレスがないって大事。その辺も中高年に勧めやすいゲームです。

おすすめポイント

・ストーリーがよすぎてやめ時を失う
・宗教が中心
・戦闘が頭脳戦
・絵柄もきれい
・音楽がよい
・キャラクターに魅力がある
・フルボイスでムービー多い

値段の割にかなり長く遊べそうなので、コスパ的にもおすすめです。
それだけハマるくらい遊んだら、きっと真光のことも頭の中からきれいさっぱり消え失せて、どうでもよくなっていきます。

まだまだ自由に外出するには難しそうです。
ゲームでおうち時間を充実させて真光をやめていきましょう。

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unlearn-mahikari.hateblo.jp
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*1:戦技を使えばダメージが多く与えられるのかというと、通常攻撃の方が強いことがよくある

*2:攻撃力が高い武器は命中率が低かったり、重い分遅いので避けられやすかったりで使わなくなりました。鉄の武器で十分

*3:ノーマルは一部出撃し放題