陽光農園の思い出
真光で「陽光農法」ってやってましたよね。
農薬を使わずに、有機肥料で米や作物を育てるという感じだったような気がします。
もちろん作物に手かざしします。
現実の農業だと、農薬を使わないと病気や害虫で他の農家に迷惑をかけるってどっかで聞きました。
私は自然児なので、畑や田んぼの作業はそれなりに楽しい思い出でした。
(田植えは腰が痛いからもうやりたくありません)
雑草を食べる会
陽光農園で、食べられる雑草を教えてもらったような気がします。
特においしかったという記憶はありません。
終末思想だから、「いざというときのために食べられる雑草を覚えておけ」と言う理由で教えてくれたような気がします。
最近はこのような、世界が滅亡するときの話は教団内でするんでしょうか?
親から真光の米をもらっていた時期は、調子が悪かったものです。
unlearn-mahikari.hateblo.jp
あのときはうしおさんも、おいしいと言って食べていました。
天穂のサクナヒメ
「天穂のサクナヒメ」は米作りに日本の神様と言うことで、神道系ゲーマーとしてはやらない理由がありません。
Nintendo Switch&PS4『天穂のサクナヒメ』ローンチトレーラー
天穂のサクナヒメは和風アクションRPGです。
主人公は武神と豊穣神の娘。
ぐうたらしていても、親の遺した米を献上していれば主神カムヒツキ様の覚えがめでたかったが、とある失態を犯して鬼ヶ島で調査を命じられる。
アクションは2D横スクロールですが、一度にたくさんの敵を倒すとなかなか爽快感があります。
特に稲作シミュレーションは作り込みが異常に細かく、SNSで話題となりました。
音楽はかなりよい
音楽は、音は安いのですが曲のクオリティはなかなかのものです。
季節ごとに変わる、虫やカエルの鳴き声などの環境音も素晴らしい。
クリア後に流れる主題歌「ヤナト田植唄・巫 ―かみなぎ―」は感動もの。
特に二番のサビ
おいでなされ田の神さんよ
共に見下ろしとくれ
四方に広がる金色を
これぞ吾らが誉れ
で度々泣いてしまいます。
asakurasaya.com
さて、肝心のストーリーは、正直今ひとつです。
かわいい絵柄に反して中世感あふれるえぐい話が多く、ほっこりいい話や、涙の感動などは期待しすぎない方がよいでしょう。
キャラの性格も悪く魅力に欠きます。
ストーリーとゲームシステムなど、全般的に説明不足。
米は力だ!
主人公サクナは米作りでしか成長しないというのが大きな特徴です。
Nintendo Switch&PS4『天穂のサクナヒメ』WebCM【米づくり】編
アクション苦手な人は米作りに力を入れましょう。
食事効果や素材を集めて農具(武器)開発、枝魂(特殊効果を持つアクセサリー)などをうまく組み合わせて使えば、メインストーリークリアぐらいはなんとかなるでしょう。
すでに優秀なレビューがあるので詳しくはこちらの動画をご覧ください。
【天穂のサクナヒメ】クリアレビュー【話題の新作】
スタッフ2名、開発5年、資金自腹で作った稲作アクションRPG「天穂のサクナヒメ」
サクナヒメに登場する神々
神話の神様の名前は登場しません。
トヨハナとサクナはコノハナノサクヤビメ(木花之佐久夜毘売/木花之開耶姫)が元ネタでしょう。
画集では「佐久名比命」とやや古事記風の表記になっています。
「ヨモツホムスビ」「タケリビ」など、絶妙にいそうでいない名前はよかったですね。
唯一のイケメンキャラ、アシグモはツチグモ(土雲/土蜘蛛)が元ネタでしょう。尾が生えていますし。
ツチグモはヤソタケルなど、朝廷に帰順しない土豪たちを指します。
神話のおへそでは神武東征の段に尾の生えた人として登場します*1。
天神様とサクナヒメ
天神様は雷様ですが、農耕神でもあります。
元々北野の地には雷の神様が祀られていました。
雷は火事にもつながる恐ろしいものでありながら、稲作に水と養分をももたらします*2。
「稲光」「稲妻」とも書きますね。
そしてゲームタイトルにもある「天穂(てんすい)」。
菅原道真公は天穂日命(アメノホヒノミコト)の子孫にあらせられます。
そしてゲーム内には牛も登場します。
「なぜ天神様とゲームが関係あるのか」と思うかもしれませんね。
道真公は漢詩が得意な「詩臣(しそん)」でした。
特に太宰府天満宮ではアート全般の神様としてお祀りされています。
さてさて、サクナヒメで農薬のありがたみを実感しましょう!
*1:差別表現にあたるのか、神社検定公式テキストにツチグモの名称は見当たりません。