真光やめたら幸せになりました

真光やめるほどじゃないけど、ちょっと疲れたな。そんなときは一息つきましょう。無理にやめなくてもいいんですよ。

真光の元ネタ オオクニヌシは龍神様? 大物主編

真光の元ネタ

オオクニヌシ龍神様?

真光のイズノメノオオクニタマオオクニヌシ龍神についてのお話をしてきました。
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  • イズノメは禊の神で、水に関わるから龍神扱い?
  • イズノメとオオクニタマ、オオクニヌシをくっつけた理由は不明

という主旨でしたね。

その後調べていきますと、オオクニヌシは海蛇や竜蛇と縁が深いことが分かりました。

オオクニヌシと海の縁

  • 海の向こうから来た神、スクナビコナ、オオモノヌシと協力する
  • オオモノヌシとオオクニヌシは同体とされている
  • オオモノヌシは蛇
スクナビコナオオクニヌシ

オオクニヌシが出雲の美保の岬にきたときに、小さな神スクナビコナと出会います。
スクナビコナは天のカガイモの船に乗り、蛾の衣をまとっていました。

名を聞いても名乗らないので、物知りのクエビコ(かかし)に聞いて、「カミムスヒの御子スクナビコナです」と教えてもらいました。

カミムスヒはスクナビコナに、「オオクニヌシ(アシハラノシコオ)と兄弟になって国を造り固めなさい」言いました。

カガイモは蔓草でヒトデのような花が咲きます。
ツルはヘビのようにうねっていますし、大蛇の古名を「カガチ」と言います。

さて、オオクニヌシスクナビコナと協力して国造りをしていましたが、スクナビコナは海の向こうのにある、永遠の理想郷である「常世の国」に去ってしまいました。

オオモノヌシとの出会い

日本書紀

オオクニヌシは国造りを一人で続け、出雲の国に着いて

葦原中国はもともと荒れていて、岩や草木に至るまでみな横暴であった。しかし、私が屈服させて、従わないものはなくなった」
「今この国を治めているのは私一人だけである。私とともに天下を治めるべき者はいるだろうか」*1

と言うと
不思議な光が海を照らし、たちまち浮かんで来るものがありました。

「もし、私がいなければ、おまえはどうしてこの国を平定することができただろうか。私がいたからこそ、おまえはその大きな功績を立てることができたのだ」*2

オオクニヌシがどなたか尋ねると

「私はおまえの幸魂(さきみたま)奇󠄀魂(くしみたま)である」*3

と答えました。

四魂(しこん)とは

ここで四魂とは何か解説しましょう。
魂には四つの側面があります。

  • 神霊の穏やかな側面を表す「和魂(にぎみたま)
  • 活発な「荒魂(あらみたま)
  • 幸いをもたらす働きの「幸魂(さきみたま)
  • 霊妙な力で万事を知る「奇魂(くしみたま)

日本書紀ではこのように、オオモノヌシとオオクニヌシが同一のように書かれています。
オオクニヌシがおごり高ぶって荒魂が活発になりすぎ、和魂のオオモノヌシがたしなめる自問自答のシーンとも言えます。

古事記

オオクニヌシが、

「わたし一人でどうやってこの国を作っていくことができるのだろうか。どの神となら、わたしとともにこの国を作っていけるだろうか」*4

と悩んでいると、光り輝きながら海から近づく神オオモノヌシが現れて

「きちんと私を祀るならば、協力して国作りをしよう。そうしなければ、国を完成させるのは困難であろう」*5

と言います。

日本書紀に比べて古事記オオクニヌシは弱気ですね。
スクナビコナやオオモノヌシなど、パートナーと協力して本領発揮するタイプの神様なのでしょう。

まとめ

オオクニヌシはオオモノヌシと同体あるいはパートナー。
オオモノヌシはヘビ

真光の神の正体に迫るシリーズ
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*1:神話のおへそ『日本書紀編P119』

*2:同上

*3:同上

*4:神話のおへそP85

*5:同上