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第9回神社検定壱級 感想戦4「皇室」の受験対策

感想戦も4記事目です。
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「皇室」問91~100の感想

いわゆる時事問題です。
今回はきっちり10問出題されました。
即位の礼からほとんど出題されるかと思いきや、それ以外からもバランスよく出題されました。

問91。
「神璽の鏡剣」って思い出したのに、「いや、剣璽だけ」と考え直して誤答となったのは甚だ遺憾である。
受験業界でよく言われることだが「最初に思った選択肢は大体合っているから、明らかなミスでもない限りは後から選択肢を変更するのは極力避けた方がよい」。

問92。
「斎田点定の儀」から出題されるとは思わなかったがなんとなく正解。
前回第8回の壱級「神社のいろは要語集祭祀編」で勉強したのでなんとかなりました。
制度が決まるのは天智・天武・持統朝が多いので消去法。

問93。
太占と亀卜でちょっと迷うかも? 斎田は亀卜なのだ。
大嘗祭関連は「神社のいろは要語集祭祀編」に詳しい。

問94。
これも第8回の壱級祭祀編でやりこんだので簡単だった。
「ナントカ使」はよく聞かれる。

問95。同上。
これは出題されると思った。
天神(あまつかみの)寿詞と天都詔詞太祝詞(あまつのりとふとのりと)は「神社のいろは要語集祭祀編」に詳しい。
天津奇し護言(あまつくすしいわいごと)はどこかに載っているのだろうか?
時事問題なのもあって「台記別記」などは出題されない。

問96。
前回の壱級祭祀編で出題されたので、出題されるだろうなと思ってました。前回受験していない人には難しいでしょう。
とりあえず「黄櫨染御袍」か、皇后陛下が白色帛御五衣~をお召しなので「帛御袍(はくのごほう)」を選んだ人が多いのではないだろうか。
廻立殿(かいりゅうでん)へ渡御(とぎょ)までは帛御袍をお召しで、その後は御祭服(おんさいふく)にお召し替えになります。
純白生絹(すずし)といって柔らかく練っていない生(き)のままのため、より清浄とされる。

お召し物はよく聞かれるので「黄櫨染御袍」「黄丹御袍(おうにのごほう)」「帛御袍」「御祭服」だけはしっかり覚えましょう。

問97。
采女は分かったのに。稲舂(いなつき)しているのに稲舂歌にしなかった。

問98。
伊勢以外を向くことがあるのだろうか。

問99。
これも「神社のいろは要語集祭祀編」の基礎的な知識。
時事問題なのであんまり細かいことは聞かないようだ。

問100
これも前回受験した祭祀編のときに「三河の赤糸」が分からなかったのでよく覚えている。
阿波と讃岐はなんとなくで正解した。

時事問題なので、あまりマニアックな細部と言うよりは基礎的なことや総合的な理解力が問われます。

神社検定「皇室」勉強法

「皇室」は神社界隈としては時事問題にも関心を持ってほしいということで、弐級・壱級の出題範囲となっております。
しかし税込1,760円×4冊で7,040円とかなりの価格になるので、読まない人もいます。
弐級・壱級は難関のため、この約10問を落とすのは、受験の戦略上はおすすめできません。
むしろここで差をつけましょう。

価格が高い

値段の高さにも対策はあります。
まず壱級合格者は合格者特典で4冊のうち2冊を無料でもらえます(2021年現在)。
私は残りの2冊は図書館で借りていました。
神社内のカフェなどに「皇室」が置いてあることがあります。
後は過去問の研究をするために、中古で買ったりしたこともあります。

どこから出題されるか分からない

当然ですが、神社や神道と関係ない話題は出題されません。

ヒントとしては教科書に載っているルポ。これは元々皇室に掲載されたものです。
つまりこのように教科書に収録されるような内容は重要度が高く、出題されやすいということです。
そして受験要項にある「テーマ」と出題範囲から、ある程度出題内容が予測できます。

ヤマを張るのはあまりおすすめしておりません。
しかし「皇室」に関しては、2020年のように神社・神道・皇室祭祀関係の記事が多いときもありますので、ざっと目星をつけておきましょう。

「皇室」から出題されやすいもの

  • 皇室祭祀

ここ数年間は、即位の礼大嘗祭などの重要な祭祀からの出題が多いです。

  • テキストに掲載されている有名な神社。
  • 出題範囲やテーマと関係のある神社や祭祀
皇室祭祀

大嘗祭即位の礼という数十年に一度の大イベントがあったため、この関係がよく出題されました。
参級のテキスト「神社のいろは」の「皇室のお祭りについて知りたい」をよく読んでおきましょう。
他によく出題されるのは「宮中三殿」、「三種の神器のうちのどれか」、「御告文と御祭文」、「どなたの陵墓か」「どちらに遙拝するのか」などです。

神社の基礎情報

基本的には、テキストに掲載されている有名な神社から出題が多い。

  • ご祭神様はどなたか
  • 神社の由来

特に創建に関わる神話。

  • 主なお祭り
  • 勅祭社の場合は何年ごとに勅使が来るか。
他の出題範囲との関係があるところ

例えば第8回の弐級では氷川神社、第7回弐級では阿蘇神社が出題されています。両神社とも「神社のいろは続」に掲載されています。
第7回弐級の三峯神社は、教科書に掲載はないものの出題範囲は日本書紀
日本書紀でも重要な日本武尊(やまとたけるのみこと)がご祭神様です。

第6回壱級も、日本書紀が出題範囲なので神功皇后にゆかりのある神社と、「神社のいろは続」に掲載された春日大社について出題されています。

祭の意義

たまに祭りの順番が聞かれます。
それぞれの祭祀の内容や意義を理解しておくのがオススメ。
参級のテキスト「神社のいろは」P108~の「お祭りの基本的な順序を教えてください①」を確認しておきましょう。
弐級・壱級の出題であっても、参級の基礎的な内容を聞かれることも多いので、時間があれば読み返しておきましょう。

例えば、令和元年度第8回壱級問100では大礼の儀式4つの正しい順番が出題されました。
これ、私も一瞬「うわぁ、分からない」と思いました。
儀式の名前も長いし、こんなの覚えているはずがありません。実際に正答率も17.5%とかなり低いです。
これも落とすためのいじわる問題ではあるものの、実は祭りの流れを理解しているのかを聞いているのです。
祭りの最後はだいたい神楽で、これが当てはまるのは一つしかありません。

その神社やお祭りならではの珍しい特色。

三峯神社のお犬様(弐級)
阿蘇神社の御田植神幸式(7回弐級・壱級)
春日大社遷宮遷座、返祝詞(第6回弐級・壱級)
住吉神社の構造、ご祭神、西面(第6回弐級)。和布刈祭(めかりさい)(同壱級)。

料紙の色もよく聞かれます。
解説は弐級の神社のいろは続きに掲載されています。
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神社検定は卒業予定

末筆ながら、第9回神社検定壱級は合格致しました。
これで神社検定は卒業するつもりなので、勉強法をかるくまとめた次第です。

神道にはすこしだけ詳しくなれました。
勉強のやり方も身につきました。
己の弱さと向き合うことは決して楽ではありませんでしたが、なんとか4回連続一発合格できました。

ここで得た知識も経験も無二のものです。
このブログだけでなく、仕事や人生に生かしていけるはずです。
神社検定に関わる皆様に感謝しております。

参考・出典

免責事項

このブログの神社検定の記事は、一個人の意見であり合格や成績向上を保証するものではありません。
自己責任でお願い致します。
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