真光やめたら幸せになりました

真光やめるほどじゃないけど、ちょっと疲れたな。そんなときは一息つきましょう。無理にやめなくてもいいんですよ。

讃岐へ行く「滝宮天満宮」編

人生の左降

「これからどうなっちゃうの」
「何のために生きてるの」
思い煩うあまり、そんなことばかりをぶつくさと言っておりました。

ブログでは「恨みを捨てろ」とか、「被害者意識を持つな」とか、いろいろ偉そうに書き記していますが、現実の私と言えばちっとも実行できていません。弱り果てるばかりです。

行き詰まりを感じどうにもならないので、四国へ行きました。

元々のきっかけは四国に天神様と恋仲になったお藤さんをお祀りしている神社を見つけたからです。
道真公の奥さんのことをしつこく聞いたせいでしょうね。
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四国と言えば弘法大師
大河ドラマ平清盛」以来気になっていた崇徳天皇の御陵(お墓)もあります。

やはり超距離移動にためらいはあったのですが、地元より人口密度が低く、マナーよく感染対策を守る人ばかりで杞憂に終わりました。

香川の空は広かった。
平地ばかりで山やビルに視界を遮られることが、あまりありませんでした。

滝宮天満宮

讃岐の学問の神様 滝宮天満宮 ~七五三・合格祈願・厄払い・新車清め祓い・宮参り~
道真公は886年(仁和二年)、42歳のときに讃岐(香川県)の国司として赴任しました。
藤原基経が開いた送別会で嗚咽を漏らしたり、他人から左遷と思われるのが嫌だと漢詩に残したり。
鬱屈した私が行くにはよい場所でした。

道真公がお住まいになった官舎の跡地が、後の滝宮天満宮になったそうです。
入り口には「登竜門」と看板があり、拝殿の横にはイケメンの天神様の絵が奉納されていたりしました。
何故か「桃太郎の作者は天神様」という説について看板に書き記されていました。

「藤天神」

その境内の中に「恋松天神」というお社があります。

道真公が国司をお勤めになっていた頃、身の回りの世話などをしていた「お藤さん」という女性と恋仲になったそうです。
「綾川を散歩中衣をかけた松の木が『恋の袖かけ松』と呼ばれていたという言い伝えがあります」*1

現地の看板によると、かつては「袖かけまんじゅう」というものが売られていたそうで、面白かったです。こればかりは現地に行かないと分からないことです。

「天神様の女性関係が分からない」と何度か口にしたせいなのか、お藤さんが私を誘ったのでしょう。
やっぱり恋愛体質の女性だったのかな、などと想像しました。

天神さまに参拝して、今の悩みを心の中で申し上げると横からぴゅーっと風が吹きました。
お聞き届けくださったのだなと思いました。

梅干し

社務所ご朱印をお願いすると、おまけでティッシュとしおり二枚と、梅干し三つもちょうだいしました。

うしおさんによると、「四国はお遍路さんにお接待する文化があるからやさしい人が多い」と言っていました(ちなみに札所ではありません)。

暦の上では秋でも、まだまだ気温の高い時期。熱中症対策としてお湯に梅を入れて飲むとよいなどと書いてありました。本格的なお遍路さんだと徒歩のみの方もいるそうです。

天神さまをお祀りする神社では、道真公の愛した梅がたくさん植えられています。
梅の実がなれば梅干しを漬けて、お正月頃に頒布する神社が多いのです。
一度はいただいてみたかったので嬉しかったです。

うそ

おまけつきのおみくじも引こうかな? と、素焼きの天神さまにおみくじが詰まっているものを買おうとしました。

(我が家には牛さんもいるし、あんまり形あるものを増やすのもなぁ)

うしおさんが鷽(うそ)の根付けつきのおみくじを勧めてきました。

天満宮などでは鷽替神事という特殊神事が行われています。
こちらの滝宮天満宮では、うそかえ祭が毎年4月24日に行われています。
「うそ鳥」の授与を受け、まじめな心持ちで参拝者同士お互いに取り替えると、知らず知らずに犯した過ちや罪穢れが祓い清められて、今までの悪いことは皆ウソとなってよきに鳥かえる、というお祭りです。

確かに身近に嘘つきがいて、随分と悩まされています。
鷽が嫌なことの身代わりになるそうなので、まさに今の私にぴったり。

紅梅・白梅(植物)、牛(哺乳類)、鷽(鳥類)と我が家もなかなか賑やかになりました。

うどん

ちなみにうどん発祥の地だそうです。
空海がうどんを唐から持ち帰り、十大弟子「智泉大徳」に教えました。智泉の父は菅原氏で母親が空海の姉、つまり空海の甥。

道真公の祖父清公(きよきみ)は遣唐使として空海最澄とともに入唐したのは知っていたのですが、菅原氏と空海が姻戚だったのは聞知しておりませんでした。

滝宮天満宮ではうそかえ祭のさいに「献麺式」として神様にうどんを奉るそうです。

四国はうどんの重要度が地元とまるっきり異なるのですね。

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参考・出典
讃岐の学問の神様 滝宮天満宮 ~七五三・合格祈願・厄払い・新車清め祓い・宮参り~
パンフレットからも一部引用しています。