さて、以前に厳原エリアの鳥居と神社の建築様式を紹介しました。
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鳥居とは
鳥居は新鮮な場所である神域への「門」です。神域と俗界を分ける結界にもあたるもの*1
豊玉は明神系鳥居
今回は豊玉エリアの鳥居を紹介です。
まずは苔岩神社の近くの大鳥居。
厳原地域は
この上の横棒「
これを「反り増し」と言います。
神明系は二本目の横棒「貫」が柱を貫通しないことが多いのですが、明神系は貫通します。この貫通してはみ出した部分が「木鼻」です。
一の鳥居
厳原エリア同様に、この太ましい大鳥居は神社から離れた場所にありますので、いわゆる一の鳥居でしょう。
神社には複数の鳥居が設けられていることはよくあります。
最も大きい鳥居が神域全体の門として参道入り口にあり、一の鳥居と呼ばれます。そして、本殿に近づき聖性が高まるごとに鳥居が設けられています*2。
明確に一の鳥居として描いているところに非常に好感が持てます。
柱
この大鳥居は筥崎宮の一の鳥居(箱崎鳥居)に少し似ています。
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笠木は似ていませんが、柱を石柱を三段に重ね、下部にほど太くなるところは似ています。
二の鳥居
こちらの明神系鳥居がもっとも一般的なタイプではないでしょうか。
笠木の下に島木が一体化しているのが特徴です。
鳥居もよく見ると個性が色々あります。
笠木に反りはあるか、島木はあるか、円柱か角柱か、石造りか木造か、丹塗りか素木か、貫は貫通しているか、楔、扁額、額束はあるか……
神社に行くことがあれば、ちょっと観察してみましょう。
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