真光やめたら幸せになりました

真光やめるほどじゃないけど、ちょっと疲れたな。そんなときは一息つきましょう。無理にやめなくてもいいんですよ。

くずし字で読み解く「祇(くにつがみ):Path of the Goddess」和歌編

くにつがみの和歌を翻刻(解読)しよう

(くにつがみ)に和歌なんてあったっけ?」
安心してください。
初期の起動画面のイラストにありました。*1

初期の起動画面のイラスト

この右上の「国津神」の左隣部分です。

和歌

和歌の部分を拡大した画像です。

花札のような絵柄ですが、空から山に向かって穢れの文様(立涌に水玉)が降りてくる場面が描かれています。
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世代の体力が尽きたときに画面を覆うのと同じ文様です。

これはくずし字フォントではなく直筆に見えます。

和歌の文面

「くにつ神」まではすぐ読めたのですが、後はよく分かりませんでした。


おそらくこのポストが答えと思われます。

翻刻

くにつ(がみ)
光を受けし
人の世の
歩にけがれ
闇に()(こえ)

拙訳

私の解釈です。
くにつ神とは、畏哭である。
人は鬱蒼とした山を切り開いて地に光が差した。発展し、進歩した世の中だが、光は闇を生み出す。人は欲を持ち穢れを生み出し、救いを求めて泣き叫ぶ声、「畏哭」となった。

この和歌は(くにつがみ)の基本的な世界観の一つです。
この世界での「くにつ神」とは何か? という説明になっています。

「光を受けし」とは
明光峠の「かつての禍福の山にていち早く明光を浴びた峠」や杣人の絵馬「かつて土地に光を与えた」とあるように山を開拓したことです。

人にとっては喜びでも、山祇(やまがみ)にとっては「許可を得ずに山を荒らした」に過ぎません。

穢れ断ちの祭祀を執り行うことで山神の許可は得たものの、絵巻にも描かれているとおり、人々は豊かな生活を送るために過剰な開発や乱獲をし続けました。
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大いなる山祇さまへ信をいたし
この身を献上しまする故
村々は平穏と繁栄の糧を
今日も与えられ給へ

「人身御供をしてでも食い扶持が欲しい」と言う始末です。
畏哭に身を落とすのも当然でしょう。
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*1:今は別のイラストに差し替えられており、、前のイラストがゲーム内で見られなくなってしまいました。