真光やめたら幸せになりました

真光やめるほどじゃないけど、ちょっと疲れたな。そんなときは一息つきましょう。無理にやめなくてもいいんですよ。

神社検定の勉強は進んでいますか?

この時期は毎年勉強を根詰めてやっていたのですが、今年からは受験しませんので変な感じがしますね。

神社検定の記事が読まれていない

毎年、年が明けてから春先くらいまでは神社検定の記事へのアクセスが増えていました。
今年は全然読まれていません。
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もしかして今年は受験者が減っているのでしょうか?

神社検定の記事を書かなくなったことなどが影響して読まれなくなっただけなのか、神社検定の受検者数自体が減っているのかは気になるところです。

申込者数の変移を見ていきましょう。

神社検定受検申込人数の変移

第1回6,115人(2012年)
第6回3,711人(2017年)
第7回3,408人(2018年)
第8回3,466人(2019年)
第9回3,230人(2021年)

傾向としては概ね減り続けています。
第8回は即位礼の影響で微増しましたが、第9回はコロナで一年あいてしまったため受験者数が減っています。一年に一度のイベントを休むと、途切れてしまいがちです。

初級を増設して申込者数は422人と多くありましたが、申込者数を見る限り参級受験者が初級に流れたと見え、受験申込者数全体の増加には寄与しませんでした。

本来なら2年ぶりですから、受験者数が1,000~1,500人程度増えてもよかったはずです。

オンライン受験の善し悪し

受験して分かったのは、良くも悪くも緊張感がないことです。
試験会場で受けると、一問目の難問で頭が真っ白になり、時間を浪費して見直しの時間がなくなって10点くらい落とすものです。

壱級は、第8回(2019年)と第9回(2021年)では平均点や合格率がかなり上がっています。
合格率は第8回は43%。第9回は52.3%。
平均点は第8回は66.9点。第9回は70点。

弐級と壱級は合格率40%を目安に作られているようです。

私も第8回は79点でしたが、第9回は93点と高得点が穫れています。会場での受験でしたら90点は取れてなかったでしょう。
参級は100点を穫れる人もいますが、壱級では困難を極めるでしょう。100点満点は、目指すと逆に不合格になりやすくなる茨の道です。

第6~8回壱級の最高点は96~98点で100点はいませんが、第9回ではなんと100点が3人もいます。
ちなみに第8回は申込者数435人のうち、実際に受験したのが388人。第9回申込者数312人のうち受験者数は287人。
実際の受験者数が101人も減っているのに、100点が3人もいます。

弐級と参級も100点が多すぎるので、合格率調整のため第10回(令和4年)は難化が予想されます
(ちなみに、変に難化しすぎても受験者は減ります)。

一年の延期で勉強できる期間が増えたのもありましょうが、やはり緊張やストレスもなく、会場に行くまでの重いテキストを持ち歩いて行く疲れもありません。

オンライン検定試験は画面で問題が見づらいですし、問題に書き込みができないので見直しもやりづらかったですねぇ。
確か最後の問題の選択肢を選ぶと回答終了になる方式だったと思います。見直しをしつつ時間内ギリギリで最後の選択肢を選んで、その辺がやや手間でした。

合格特典に「オンライン」と書かれるのが嫌だという意見もありました。「せっかくいい匂いのする檜の絵馬なのに」といささか残念な気はしました。

合格率にかなり差が出てしまった以上、会場試験との差別化は致し方ないところです。
オンラインと書かれた絵馬は欲しくないから受験しない、という人もいました。

何故なのか?

オンライン受験の罠

「オンラインにしたら受験しやすくなるだろうから、受験申し込みが増えるだろう」というのは誤解です。むしろ逆です。
少なくとも長期的には減っていきます。急激に減るのかもしれません。

そもそも神社検定は、受験申込数が3,200~3,400人とそれなりに規模の大きい検定試験です。
それでも試験会場は46カ所と、ほぼ全国で開催されていました。

他の民間検定と比較してみましょう。

世界遺産検定は、受検者が約11,000人程度ですが、受験会場は20カ所程度。
歴史能力検定は、2015年の受験者数が9200人程度で、現在の試験会場は29カ所。
神社検定の受検申込数はこれらの1/3程度なのに会場は倍ぐらいあります。

県内に一カ所程度に試験会場があるので、逆にオンライン受験になってもたいしたメリットがありません。

気軽に受けられると言うことは、緊迫感もありません。気も緩んで勉強に身も入りません。
「まあ、受けても受けなくてもいいや」と思うようになります。

一年でたった一日のために、何冊もテキストや動画教材も買い、何度も問題集を解いてテキストを読み直し、つまらないわ分からないわと苦痛なことばかりです。
「なんでまた、今年も受験を申し込んでしまったんだろう」と何度後悔したことでしょう。

壱級の要語集なんてそもそも日本語の意味が分かりません。
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試験日を指折り数えては不安になり、枝葉末節にこだわったり、新しい教材に手を出したり。
試験の一週間前から生ものなどを避けたり、軽い運動で眠りやすくしたりなど、試験当日の体調をベストコンディションにするための努力も必要です。

第8回の壱級の試験が終わった後は、手応えのなさにショックで呆然としていたので、帰り道はあやうく怪我をしそうになったくらいです。それぐらいストレスでした。

そうやって己の弱さと闘い、打ち克った上で手に入れる合格の絵馬だからこそ、ありがたいのです。

オンライン試験でその緊張感と、合格したときの感謝の心がはたして得られるのでしょうか?

どうする、神社検定

当面は、新しい薬が開発されては新株が生まれ、またワクチンを打つことの繰り返しになるでしょう。

私には、神社界隈にはもっとお金が流れてほしいというお気持ちがあります。
こうやって神社検定の話を書いているのも、なんとか続いてほしいなと思っているからです。

神社検定は、第8回の受験者数が約2,800人で受験会場は46カ所。圧倒的に人口密度が低いです。徳島県鳥取県は参~壱級合わせても7人しか受験していません。
ほぼ県内に一カ所受験会場があるので、移動距離も少ないです。
受験ですから、見知らぬ人々と会話を楽しむようなものでもありません。

もう会場試験を再開している検定試験もあります。

試験会場での受験再開を希望

受験予定のない私が言うのもなんですが、オンラインはあくまでも一時的な対処とし、そろそろ試験会場での実施を検討していただけないでしょうか?
ほぼ全国津々浦々での試験実施には、何かの理念に基づいたものではなかったのでしょうか?

例えば神様も神社も、信仰も氏子も、その土地ごとに根付いたもののはずです。

「神社にはそれぞれに歴史があり、同じ名称のご祭神であっても、一つとして同じ神社はないのです」

*1
地元のご祭神さまを尊崇する市井の人々に、受験してほしかったのではないでしょうか?
もしかして教化の一環でもあったのではないでしょうか?

正直、もうこのままオンラインで継続しそうな雰囲気を感じます。

なぜほぼ全国での開催を選んだのか。
その目的や理念を鑑みて、会場試験の再開を検討していただけませんか。

神社検定を存続させるために。

www.youtube.com

あと索引はいつ出るのでしょうか……もう壱級祭祀編・宗教編とも合格してしまいました。
記事を書くにも便利かもしれないので、刊行したら買うと思います。
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参考・出典

神社検定 - 神道文化検定 / 知ってますか?日本のこころ
受験者の統計はこちらを参考にしました。
その他の検定の受検者数は公式サイトに掲載されていないので、資格ブログなどを参考にしました。

*1:神社のいろはP20より