先日、とある神社に行ってきました。
本殿を特別拝観
今年は天皇即位記念ということで、普段は非公開の本殿や摂社・末社を拝観できました。
修祓を受けて本殿の敷地に入ると、すでに数十人の参拝客がいました。
若い神主さんが汗を額に浮かべながら、創建の由来や文化財としての見どころを説明していました。
浅黄の袴と日に焼けた肌の赤み。
空の青さは濁りなく、日差しが彼に刺さります。
御装束神宝
本殿の中には、神様のための衣服や椅子、布団など調度品が納められているそうです。
御装束神宝のことでしょうかね。
装束は名前通りに衣服や服飾品など。
神宝は神様の御用に供する調度品で、紡績具、武器、武具、楽器、文具、日用品などだそうです*1。
神様も寝る
神様は朝起きたら、拝殿近くの椅子に座って人間の祈りに耳を傾ける。夜は奥でお休みになるというお話でした。
なんだか人間の生活のような映像を思い浮かべてしまいました。
神主さんが「質問があればどうぞ」と言ったので、
私は「神様も寝るんですか?」と聞きました。
「夜はお休みになって力を貯めておられます」
布団の中で神様も横になるのか……目は開けたまま寝るのかなと考えました。
布団を使うとは明言されませんでしたが、椅子に座るなら布団にもお入りになるのではないでしょうか。
神主さんによると、「神様も夜はお休み中だから、夜中に参拝に来るのはあんまりよくない」とのことでした。
いつだったか、地元の祭りで夜の神社に行ったことがあります。
なんだか本殿から眠そうな感じがして、うしおさんに話したことがあります。
神主さんの顔には玉のような汗が浮かんでいました。
笑顔で一生懸命に説明してくれてありがとうございました。
参考文献
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*1:参考:神社のいろはP158。