真光やめたら幸せになりました

真光やめるほどじゃないけど、ちょっと疲れたな。そんなときは一息つきましょう。無理にやめなくてもいいんですよ。

真光をやめたら何を信仰すればいいの?~無神論者編~

やめたら何にすがればいいのか、というのはなかなか難しい問題ですね。

とりあえず無神論

ネットでよく見かけるのがこのタイプ。
「へえ、無神論者で大丈夫なんだなあ」などと迂闊に表面だけ見てはいけません。このハードな道を生き残った強い人間だけが「無神論者で全然大丈夫ですよ」と言っているだけであって、そうではない人は目立っていないだけです。無神論者は大多数の人にとって進みやすい道かというと違うと思います。

私は真光の反動で無神論者になりました。元々理科が好きだったので、その流れでエセ医学批判にも関心を持っています。ここで科学的に考える癖をつけたのは大きな糧になりました。
インチキは割と同じようなやり口を使います。人間がだまされるパターンはだいたい同じなんですね。あまりにもテンプレ通りなので、「今日にもインチキをでっちあげて商売を始めるのは簡単にできるんじゃないか」と思うくらいです。

エセ医学批判を学ぶのは洗脳を解く助けになるでしょう。
特に「手かざしには効果があった」と実感している人には、エセ医学がどうやって効果のないインチキを効果があると誤認させるのかを知れば納得するはずです。
エセ医学はかなりの確率で普通の「標準医療」を否定します。医療否定をしている真光とやってることはほとんど同じです。ネット上で読めるものではサイドバーのリンクを貼ってるなとろむ先生の「NATROMの日記」などをご覧下さい。
書籍も出されていますよ。

「ニセ医学」に騙されないために   危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!

「ニセ医学」に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!

この手の本の宿命なのか、評価が二つに割れがち。☆1のレビューを読むと味わい深いです。

ついでに、科学でオススメのジャンルは地球史や人類史です。すべてスケールが大きいからです。そういう視点で考えてみるとけっこうなんでもどうでもよくなります。宇宙が生まれて137億年と思えば人生は短いものです。人類が生まれたのが500~700万年前。現世人類が生まれて20万年くらいで5万年前からほぼ進化してないそうです。

137億年の物語―宇宙が始まってから今日までの全歴史

137億年の物語―宇宙が始まってから今日までの全歴史

とりあえず137億年の本がおすすめ。宇宙史から人類史まで一冊の本になってます。図と写真も多いですしこれが一番クイック。高校生レベルくらいなのでちょっと難しいかもしれません。

エセ医学・エセ科学

代替医療解剖 (新潮文庫)

代替医療解剖 (新潮文庫)

なとろむ先生の本はやさしいけれど臨床試験や二重盲検がどのような意味を持つのかという説明が(エセ医学にハマるレベルの人間にとっては)不足しています。これらが生まれた経緯やその意味を詳しく書いているのでこちらがおすすめ。

無宗教はハードモード

人間は何もすがらずに生きていけるほど強くありません。それができるのは一部の超人です。しかもカルト宗教にハマってしまうような人間が、いきなり心の拠り所のない無神論者になろうなんて茨の道にもほどがあります。

次回は「普通の宗教を信じるのが手っ取り早い」です。
unlearn-mahikari.hateblo.jp