真光は元一つ、カルトも元一つ
「テロなんて興味ない。自分にはまったく関係ない」
「そんなことに興味を持つのは変な人だ」
「テロリストになるのは頭がおかしい異常者だけだ」
ほとんどの人は、このように考えているのではないでしょうか?
あまつさえ、「真光をやめた自分はほど遠い」と思っていやしませんか?
一度騙された人間は、何度でも騙されます。
テロについて一考したことすらない人にも、真光を脱会して洗脳が解けた人にも、是非読んでいただきたいマンガがあります。
テロール教授の怪しい授業1~3巻(以下続刊)
作品紹介泣く子も黙るローレンツ・ゼミには、今年もそうとは知らない学生たちが集まっている。
「あなたたちはテロリスト予備軍です。」
予想だにしない一言に愕然とする生徒たち。脱落=テロリスト認定。恐ろしすぎる授業が始まる??。そもそもテロリズムとは何か? 日常に潜むテロの根っことは?
今までメディアで語られてきたテロ論は全部ウソ。テロ教授が教える、知るのは怖い、知らないのはもっと怖い「テロとカルト」の真実。
リンク先にて第一話を無料で読めます。
テロリストは特殊な人か?
「真光はカルトだとは思うけど、アルカイダやISIL(自称イスラム国)とは違うんじゃない?」「テロリストはさすがに大げさでは?」
と感じるかも知れません。
テロリストになるのは「頭のおかしい人」や「低学歴」、ではなくむしろ高学歴。貧困や格差とも遠い人たちです。
良心が欠けた人たちででもなく、仲間思いで協調性のある「いい人たち」です。
カルトと名高い教団でも、信者は意外にいい人が多いことってありますよね。
普通の人たちが、些細なきっかけからカルトに染まり、知らない間にテロ集団に関わったりしてしまうことは、日本でもめずらしくありません。
スピ系、エセ医学、自然派、自己啓発、情報商材やサロン系……
マンガの中では、社会経験のない学生たちの行動を通して「善意や思い込みなどの、ありがちな失敗でカルトにハマることがある」という怖さを描き出します。
勧誘は勧誘目的ではない
「テロール教授の怪しい授業」の1巻では、いかにも胡散臭い団体が街頭に立って勧誘しているシーンがあります。
unlearn-mahikari.hateblo.jp
私も信者時代には、一軒一軒住宅を回ったり、チラシを渡したりと真光の勧誘をやらされたことがありました。「知り合いと出会ったりしたらどうしようか」と、ひやひやしたものです。
このマンガを読むまでは「信者の新規獲得のためにしているんだ」と思っていましたが、本当は違う目的だったのです。
勧誘の真の目的は、よく言えば「集団への帰属意識を高めること」が目的です。
悪く言えば、
「周囲に『私は変な宗教に入っている怪しい人ですよ』と公言させ、既存の人間関係を断ち切って孤立させること」が狙いだったのです。
家族や友人、知人との縁が切れ、真光しか居場所がなくなれば逃げ出すこともありません。洗脳度もより高くなるので奉仕させるも金を取るも、思い通りに支配し放題。
いやあ、真光ってやっぱりカルトですね。
コラムではあやしげな集団の見分け方や、縁の切り方の解説などお役立ち情報も掲載されています。
真光から逃げたい人にはこちらも有益ですね。
2巻では真光隊の訓練を思い出すような「合宿」のお話。
ここにももちろん洗脳のテクニックが盛り込まれています。
3巻ではいつの間にか父親がネトウヨになってしまい、誹謗中傷をしたことで訴えられるかも? というお話。
マルチ商法も取り上げ、親しい人が詐欺やカルトにはまったときの対処法や、洗脳を解く難しさをテーマにした物語です。
このマンガは、国際的なテロの話から始まるので、あまりピンと来ないかも知れませんが、ここが大事な基礎講座です。
3巻ではマルチ商法やネトウヨなど身近なカルトも主題にしています。
カルトの行き着く先がテロでしょう。爆発するだけがテロではありません。
「自分はカルトに関係ない」
「あんなものには騙されるのはバカだけだ」
そう思っている人は、かなり詐欺やカルトに丸め込まれやすいタイプです。
うっかりカルトに引きずり込まれる前に「テロール教授の怪しい授業」読んでおきましょう。
news.kodansha.co.jp
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