ドキ! 寺だらけの山巡り
数々の寺を持つ霊山に出向きます。
一カ所目のお寺はゆるい出店がありました。やはりお寺はエンタメ感があり接客スキルも高いです。
二つ目のお寺に行く前に、山中のレストランで腹ごしらえ。
天狗の写真
店内は混み合っているので料理を待つ間、書棚の写真集をうしおさんと眺めていました。
修験者の写真が何枚かありました。このあたりで修験道が盛んだったのかもしれません。
ヒゲのたくましい男たちは胸元にぼんぼんのついた白い服を着ています。
きわどい崖の上でおびえる風もなく強い視線をカメラに向けていました。
宙飛ぶカーナビ
食後に次の寺を目指したものの、ぐるぐる回ってなかなかたどり着けません。
(また山の怪異か?)
またうしおさんは山に吸い込まれてしまうのかと不安が募ります。
単にカーナビが古くて、遠回りの旧道を走っていただけでした。
お目当ての寺に着いたものの、時間も大幅に遅れており、大層くたびれてしまいました。
駐車場から更に長い石段を上ってヘトヘトになり、お茶で一服。もう動きたくない。
夫婦天狗
御朱印帳を受付に預けてから近くのお地蔵さまを拝むと、白い装束をまとった男女が現れました。
(えっ、修験道の話をしたら修験者が出てきた)
この目で山伏を見るのは初めてです。しかも夫婦のようです。
あの長ったらしい階段を上ってきたはずなのに、彼らは息も切らさず、疲れたそぶりも見せません。
椅子においた荷物が目に入り、その中には法螺貝がありました。
大河ドラマでたまに聞くアレです。
うしおさんによると、夫婦は住職に「お経をあげていいか」などの確認をしていたそうです。