真光やめたら幸せになりました

真光やめるほどじゃないけど、ちょっと疲れたな。そんなときは一息つきましょう。無理にやめなくてもいいんですよ。

即位の礼の装束を解説したら7480円の本が売れた

「襴」って何?

神社検定壱級の合格通知が届いた後に、
「そういえばらんが何なのか分からないままだったなあ」
と思い出して図書館に行きました。

有職装束大全

有職装束大全」という大きな図鑑がありました。

有職装束大全

有職装束大全

www.heibonsha.co.jp

有職装束とは「朝廷や公家社会、武家の儀式などで用いられてきた衣装」だそうです。
古代の日本の装束が大きな写真やイラストで細かく解説されていました。

腰の下あたりの四角い布が襴ということが分かりました。
神社検定壱級(祭祀編)を受ける前に読んでいたら良かったですね。
unlearn-mahikari.hateblo.jp

著者である八條忠基氏は有職故実ゆうそくこじつ研究家。綺陽装束研究所主宰。
www.kariginu.jp
*1
有職装束大全」は念入りに出典が記載され、「初心者から研究者まで」と評価されています。

余談ですが、出典がない書籍は主張の根拠が存在しないので、信憑性がありません。
学者が書いた一般向け書籍などでは、参考図書・論文の一覧だけで何十ページもあることも珍しくありません。

しかし著者が載せたくとも普通の読者は出典リストなど読まないし、紙幅の無駄ということで掲載出来ない場合もあるようです。

突然バズって重版出来

togetter.com
Robinさんという方が、Twitter有職装束大全を創作者の資料としておすすめしたところ、2万8000以上リツイート
税別6,800円との高価格にも関わらず重版と相成りました。

いつ火の粉が上がるとも分からないSNS界隈に舞い降りる上品な日本語。
美しい言葉は人の心をまろやかにさせてくれますね。

あんまり真光の悪口ばっかり言うのもよくないぞと思いを改めるのでありました。

即位の礼で第三刷へ

togetter.com
即位の礼の際は丁寧に装束の解説をなさっていました。
これも好評で、消費税増税に負けずに第三刷と快挙です。

有職装束大全

有職装束大全

ニッチな高額商品でも売れるときは売れるものなのですね。

*1:この公式サイトは書籍並みの情報量に素材提供と盛りだくさん。 古くからインターネットをされているだけあって、あふれ出るジオシティーズのホムペ臭、ポストペットなどインターネット老人会的に見ても楽しめます。