結局天津祝詞とは?
「天津祝詞」という言葉自体は神道に存在します。
一般的には「天津祝詞太祝詞事(アマツノリトフトノリトゴト)」で一つの言葉として扱われるようです。
延喜祝詞式
「延喜式」という平安時代10世紀の法令集がありました。刑罰や行政の法律の他、公の祭祀のことも定められています。
その中に祝詞が27編収録されおり、これを延喜祝詞式*1と呼びます。
祝詞の中では重要視されており、今も神職の方が日々作成される祝詞の基礎となる文章です。
祝詞って作るものなんですよ。なので事典や文例集が書籍として販売されています。
延喜祝詞式のうち「
天津祝詞の太祝詞事とは
「天津祝詞の太祝詞事」とは、「天上から伝わった神聖な荘厳な祝詞の言葉」*4であり、(今読み上げている)大祓詞のことを指します*5*6。
「天津祝詞太祝詞事」の謎
大祓詞は「……天津祝詞の太祝詞事を唱えなさい。このように唱えましたらば……」という変な文章です。
「『天津祝詞太祝詞事』を唱えろと書いてあるのに、『天津祝詞太祝詞事』そのものが書いてないじゃないか」ということで後世の人が色々考えました。
- 「あるけど書いていない」
- 「口伝」
- 「大祓詞そのもの。または一部」
と解釈されています*7。
長々と説明しましたが大祓詞の「天津祝詞太祝詞事とは何か?」は大きな謎なので基本的には解説があります。
天津祝詞が作成されるまでの過程は調査が完了次第また記事にします。
unlearn-mahikari.hateblo.jp
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