真光やめたら幸せになりました

真光やめるほどじゃないけど、ちょっと疲れたな。そんなときは一息つきましょう。無理にやめなくてもいいんですよ。

神社検定参級のコツ

2017年6月18日に神社検定参級を無事に受験しました。
神社検定 - 神道文化検定 / 知ってますか?日本のこころ
勉強をしていくうちに色々と気づくことがあったので、コツとしてまとめておきます。

割と難しい

たかが趣味の試験と侮るなかれ。勉強を始めてみるとけっこう難しいのです。
これは元々日本神話や神社に親しみを持っているかどうかで、かなりの差が出るのではないでしょうか。

私は真光漬けになっていた分、普通の人が知っているレベルの知識がなかっただけかもしれませんし、真光が勉強を邪魔していたのかもしれません。
私にお話しできるのは「それなりに苦労して受験した人」のことです。勉強の記録を取りましたが、40時間以上やりました。

神社検定のテキストは一般向けの神社本に載っていないことが多く割かれています。

神社検定公式テキスト1『神社のいろは』

神社検定公式テキスト1『神社のいろは』

「神社のいろは」で言うと、本殿で正式参拝するときの敬礼の仕方、神仏判然*1、祭りやみこしの意義、神職の階位や服装、神棚のお祭りの仕方、祖先の祀り方、神道式の葬式、皇室祭祀、神社の制度や歴史などです。

受験しようかな?

「難易度はどれくらいだろう」と思ったら最初に目を通すのはテキストの方ではありません。問題集の方です。
最初の方は簡単な問題が出るので、中盤や70問目以降を読んでみてください。また公式サイトにプチ検定もあります。

第5回神社検定問題と解説 平成28年版3級2級1級

第5回神社検定問題と解説 平成28年版3級2級1級

娯楽は楽しいが勉強は苦痛

神社が好きでも、基本的に趣味や娯楽程度の人が大半です*2(読書は娯楽なのに、勉強と勘違いしてる人がたまにいますね)。

例えが極端になりますが、料理が趣味の人の全員がお店を出せるレベルとは限らないのと同じことです。
単にまずいものしか作れない人もいるでしょう。そば打ちが五つ星でも器のセンスは今一つだったり、請求書の処理は間違いだらけかもしれません。
勉強というのは「万遍なくある程度できるようになりましょう」ということです。私の場合は自分に身近でない神社はなかなか頭に入りませんでした*3

また受験である以上、テクニック的な面もあります。

受験対策

受験は本丸の勉強のこととそれ以外のことがあります。
勉強以外のことはおざなりになりがちですが、ここをおろそかにするとお金を無駄にしてしまいます。

受験要項をよく読む

基礎的なことですが受験要項は全部熟読しましょう。「なんだぁ、そんなこと」とバカにしてはいけません。こういう基本的なことに限って見落としたり勘違いをしたりするものです。ここを間違えると受験ができません! 返金や変更はできませんよ。
私が検定が終わってから気づいたことは「参級を受けずにいきなり弐級から受けられる」「合格済みの級でも、何度でも受験できる」の二点です。

ちなみに参級と弐級は併願、つまり同じ日に受験ができますが一つずつ受けた方がいいと思います。

問題集を買う

受験すると決めたら試験範囲のテキストと問題集を過去三回分買います。問題集がないと勉強はできませんので必須です。これだけでそこそこの出費になります。
なお、弐級と壱級の問題も載っているので来年以降も使えます。

勉強の計画を立てる

そもそも何故勉強には計画が必要なのでしょうか?

「時間のあるときにやる」だと、どれだけやったのか、あとどれだけがんばればいいのかが分かりづらいです。見通しが立たずに不安が募り、これがストレスになって挫折しやすくなります。
「今日は勉強するのか、しないのか」と毎回考えて決断しないといけなくなります。決断のコストは意外と高いのです。
決めるのが面倒くさくなって「明日にしよう」と先延ばしになりがちです。するとサボった罪悪感が生まれます。これでは休んでも休んだ気がせず、趣味や娯楽を楽しもうとしても後ろめたさが邪魔をして気晴らしすらできません。

ゴールを決めて逆算して、一ヶ月単位と一週間単位で勉強時間や分量を決めます。

勉強する曜日や何時から何分勉強するのか決めましょう。
仕事が不規則だったり突然残業が入る人は、「一週間に合計○時間」とか、「今週は○ページまでやる」とか、ある程度柔軟な計画でいいと思います。

大事なのは「いちばんうまくいった場合」で計画を考えないことです。現実的にできそうなものにしましよう。「毎日三時間勉強したら一週間で終わる」だと二日目には「もういいや」となります。

また、勉強は必ず中だるみがありますので、「やる気をなくしたときのだらける期間」を計算に入れます。ちなみに私の場合は、一応一通りやったところでだらけました。二周目は新鮮味が薄れてしまうからです。

「連休にまとめてがんばろう」いう計画はやめましょう。
特に年末年始やゴールデンウィークなどの連休は勉強したところで身が入りません。世間のみんなが浮かれて遊んでいる時期ですので、そういう空気の時に集中するのは難しいです。

試験の前日や当日は勉強はやめて確認する程度にしておきましょう。頭を使いすぎて疲れてしまいます。

記録を取る

計画と記録は二つで一つ。
計画をきちんと実行できているのか確認し、振り返りましょう。反省をして必要なら計画を見直します。最初に立てた計画にはこだわらないようにしましょう。勉強を始める前の何も分からない状態で立てたものなのですから、修正は発生します。

最近はスマホ向けの勉強アプリがあります。私はSTUGUINというiPhone/Androidアプリを使いました。これはSTUGUIN以外のアプリを操作すると勉強時間のカウントが止まるのが特徴ですので、ついついスマホを触ってしまうタイプの人にお勧めです。

行き詰まったときに勉強の記録は大きな力になります。不安なときに記録を見返せば、「こんなにやったんだから大丈夫だ」と自信になります。

勉強の仕方

神話のおへそ「日本書紀」編(2017年度の範囲)

「神話のおへそ『日本書紀』編」は文字のみで分かりづらいです。

神社検定公式テキスト10神話のおへそ「日本書紀」編

神社検定公式テキスト10神話のおへそ「日本書紀」編

なので先にイラストのある本を副読本とし、該当部分を読んでから神話のおへそを読みました。
オールカラーでわかりやすい! 古事記・日本書記

オールカラーでわかりやすい! 古事記・日本書記

難読漢字はフリガナを書き込む

神話のおへそ日本書紀編は基本的に最初の一回しか読み仮名がありません。神様のお名前は長いし見たことのない漢字だらけです。読めないところは自分で書き込みましょう。試験では難読な漢字にはフリガナが振られていますが、それでもやりましょう。

黙読だけでなく音読する

神様のお名前や神道用語は初めて聞くものも多いはずです。すらすらと読み上げられるように繰り返し声に出しましょう。
音読してつっかかるところ、読めない漢字は理解できていないところです。必ず漢字の読みや言葉の意味を調べましょう。
黙読だと、漢字が読めなくても字面でなんとなく意味が分かるような気分になってしまいますが、音読することで「実は分かっていないところ」が洗い出せます。

実際に音読をやると分かりますが、そんなに長時間はできません。私は30分くらいが限界でした。それもふまえて黙読や問題集の時間を割り振りましょう。

国語辞典と古語辞典が必要

補足すると「神話のおへそ『日本書紀』編」に関しては若干日本語が難しいです(「神社のいろは」はそういうことはありません)。
神道用語はもちろん解説があるのですが、説明なしに難しい言葉や古語が出てくることがあります。公式テキストと一般向けの古事記日本書紀の解説本ではあきらかに語彙が違います。
読めないものは頭に入りませんので面倒でも読みや意味を調べましょう。漢字辞典もあるとなおよいです。
電子辞書か紙の辞書があれば理想的。インターネット上に無料の辞書のサイトもありますので、探してお気に入りに入れておきましょう。そして辞書サイト以外の検索結果は見ないようにしましょう。まず気が散りますし、間違っていたり嘘を書いていたりすることもあります。

うしおのワンポイントアドバイス

出題範囲が古事記万葉集などの書籍の場合は、成立した年と著者・編纂者は基本的に試験に出ます。

黙読と音読はそれぞれ一度やればいいと思います。
次は問題集です。

問題集が勉強の中心

さて勉強の中心は問題集です。
キッチンタイマーを用意して制限時間内に問題を解きましょう。参級は70分で100問です。一問に一分はかけられませんし、見直しの時間も必要です。初回は時間が足りないはずですがそのうち早く解けるようになります。私の場合、試験前の時期には見直しなしなら40分で解けるようになりました。
問題集を解くときはノートにテストした日付と第何回の問題か書いておきましょう。これも記録です。
採点をし、間違えたところをテキストで確認します。テストと見直しはワンセットです。見直さないとテストの意味がありませんよ。確認したところはテキストに線を引き、ノートにまとめます。教科書の汚れは勉強した証です。マーカーで塗ったり線を引いたり書き込みをしましょう。

私がやった勉強法はこの通り、問題集を解いたり、教科書を黙読・音読したりするのを繰り返すだけです。
特に日本書紀は何が大事な処かさっぱりわかりませんでしたが問題を解いて何度もテキストを読むと解るようになってきます。
私は問題集を各三回ずつ解きました。

模擬試験

初めて解く問題集で模擬試験をやりましょう。
実際の試験というのは知らない場所で初めて見る問題をマークシートに記入して解きます。好きな席に座れるわけでもありませんし、会場がうるさかったり、静かすぎたり、冷房が強すぎたり、暑すぎたりするかもしれません。試験監督だって初対面です。机や椅子の座り心地だって不慣れなものです。
試験のある日曜日に、試験がスタートする時間に合わせてやるのがベストです。腹具合や眠たさも確認しましょう。
かかった時間をよく確認しましょう。きちんと勉強できていたら時間は余るはずです。ゆっくり見直ししましょう。

自宅以外の、勉強で長居してもよい場所でやりましょう。
いつも自宅で勉強するならカフェやファミレス、図書館。シェアオフィスやコワーキングスペースなら時間を気にする必要がありません。

受験のときはささいなことで緊張するものです。
私は普段、問題集の解答を数字で書いていましたが、実際の試験はマークシートなので塗りつぶす時間もかかります。素早く適切に塗りつぶすやり方だって練習した方がいいのです。

試験会場を確認する

道を間違えたり、乗る電車を間違えた上に前日は緊張で眠れなかったためにそのまま爆睡するかもしれません。
道案内はGoogle Mapsをよく使うのですが、そもそも検索を間違えたり、登録場所自体が間違っていたり、場所そのものは合ってるけど裏口に到着してよく分からずにぐるぐる回ったりということがあります。
地図だけではなく、Google Mapsストリートビューで道順や風景を確認しておきましょう。

私は方向音痴なので事前に試験会場まで行きました。
場所以外にも確認しないといけないことはあります。地図上は5分で行けそうなのに、渋滞が激しい時間帯があるかもしれません。道路工事があるかもしれません。

食事はどこで取るのか、消化によいメニューはあるか、注文をしてから料理が出るまでに時間がどれくらいかかるのか、長居はできるのか、精算はスムーズか、店から試験会場までは何分で行けるのか、気温はどれくらいか、駐車場から入り口までは遠いのか。
試験は夏なので会場の外で待つのはリスクがあります。暑いとそれだけで消耗します。早すぎる時間に着いたときの過ごし方も考えておきましょう。

こんなに細かく調べないといけないのかと思いますか?
私は試験前に異常なくらい緊張していたので、不安やパニックの原因になりそうなものはつぶしていこうとした結果こうなりました。「○分で行けるから余裕を見て○分にここを出よう」という結論が出せたらそれでよいのです。

試験が近づいてきたら

受験票がいつ頃までに届くか確認しましょう。届かなければ事務局に確認しましょう。
受験要項を再度確認しましょう。

筆記用具

マークシートにおすすめなのが太いシャープペンです。
www.kokuyo-st.co.jp
私は1.3mmを使っています。普通のシャープペンは細すぎて塗りつぶすのに時間がかかります。先を丸めた鉛筆を用意するのもよいでしょう。
シャープペンの芯を補充しておきましょう。消しゴムや鉛筆を落とすと緊張するので複数用意しましょう。またマークシートは結構記入欄を間違えるので透明なものさしがあると便利です。試験会場に時計がない場合があるので、アナログの腕時計を持って行きましょう。スマホ、電子機器、多機能腕時計、スマートウォッチなどは試験中に使えません。

前日に受験票と筆記用具はしつこく確認します。
家を出る前にももう一度確認しましょう。
万が一体調を崩したときのために痛み止めや胃腸薬、普段使っている薬を用意します。

酒は飲まず、夜更かしはせず、勉強は確認程度にすませます。
羽目を外して遊んだり、難しい本を読んだりして頭を疲れさせないように。運動は汗をかかない程度の軽いものやストレッチにとどめ、ぬるめのお湯につかるなどでリラックスしましょう。

試験当日

試験会場には早めに入って雰囲気に慣れましょう。
新たなことは覚えられませんが、教科書やノートを眺めて心を落ち着けましょう。手垢や折り癖、赤線や書き込みで汚れた教科書はお守りです。

会場には日の丸と神棚がありました。会場によっては皆で神棚を拝んだところもあったそうです。
受験票の番号がある席に着きます。よく確認しましょう。
試験中はトイレにいけませんのですませておきます。水分は適切に摂っておきましょう。
試験開始から30分後から終了10分前までは退室可能です。それ以外の時間に退室したいときの説明はありませんでした。不合格になるのかな?

試験の説明は13:00からだったはずなのですが会場には「12:50から」と書いてありました。最初の説明はアンケートとそれを記入する時間でした。

13:00から試験の説明に入ります。
まずはマークシートに受験番号などをマークしていきます。受験番号と生年月日はマークだけでなく数字も記入します。
試験官から再々言われますが、受験番号と名前と生年月日と試験会場は忘れずマークまたは記入しましょう。何度も同じ注意があるということは、「何回注意しても間違えたり未記入の人がけっこういる」ということです。しつこく言われたことはしつこく確認しましょう。問題は解けたのにこんなことで不合格になってはたまりません。

開始の合図があってから問題を開きます。
マークシートは意外と記入する欄を間違えます。一つ間違えると全部ズレてしまうので時々確認しましょう。問題用紙の選択肢に印を付けておいて、あとでまとめてマークシートを塗りつぶすと塗り間違いが少なくなります。残り時間を考えながらやりましょう。また、問題用紙に印を付けておくと後で自己採点ができます。解答は翌日に公開されるようです。

問題はよく読みましょう。解答するのは正しいものか、それとも間違ったものですか?
また、「この問題の答えは絶対○番だ」と思っても選択肢は四つすべて読みましょう。

難しすぎる問題は必ず出題されるものと心得ましょう。これは受験者を悩ませて時間をかけさせたり、動揺させてその後の問題を平常心で解けなくさせる目的で出題されます。そういうのは受験の世界で「捨て問題」と呼ばれます。これは切り捨てるものなので悩まずに適当にマークして次に行きましょう。

30分経ったときと終了10分前になると試験官がお知らせします。回収前に名前や受験番号を再確認するようにアナウンスがあります。

試験終了

お疲れさまでした。
燃え尽きたり気が抜けたり疲れているかもしれませんが、おうちに帰るまでが検定試験です!

参級を受けた感想。

「神社のいろは」の部分は問題なかったのですが、日本書紀は出題が予想とかなり違いました。
古事記日本書紀はだいたい内容が同じなので、出題範囲が古事記古語拾遺(こごしゅうい)の回の問題集を特に重視して勉強しました。それは間違ってなかったのですが、予想外なのは古事記そのものから出題が割と目立ったということです。「出題範囲は日本書紀じゃなったの?」とさすがに思いましたね。教科書に記述はあるから出ても間違いじゃないんですけどねぇ。
日本書紀は本文の他に「一書」という形で異説を多く取り上げているので仕方がないかなあ。もっと出題する側の気持ちになって考えないといけませんね。

*1:廃仏毀釈ではない

*2:それがいいとか悪いとかという話ではありません

*3:そういうのも都合よく地元に分社を見つけたり、テレビをつけたらニュースになってたりしました unlearn-mahikari.hateblo.jp