元ネタは神道
基本的なことですが、真光は神道系カルトです*1。大本教のことはいったん脇に置きましょう。
柏手も打ちますし、祭神の名前に大御神とか親とかついてますしね。イズノメも古事記にある名前です。月並祭は月次祭が元ネタですし、参拝前に手を洗い口をすすぐのは神道・仏教も同じ。天津祝詞はあまつのりとですし、祭神の名前の書かれた掛け軸がご神体です。穢れや祓えの概念もあります。
このあたりはまた詳しく書きましょう。
新しいモノはめずらしくておもしろいものですが、あまりにもなじみがないと信仰しようという気が起きません。
ですから、神道や仏教をベースにアレンジするのは商売としてなかなか目の付け所がよいのではないでしょうか? 初代光玉氏は会社を経営していただけあってなかなかビジネスセンスはあると思います。
真光から目を覚ます方法として、竹内文書などを読むように勧める人もいます。確かにオリジナルの教えがあるように言っておきながら実はパクリだったと分かれば目も覚めるかもしれません。それは否定しません。
私の考えとしては、竹内文書に関しては重きを置くほどではありません。
まず個人的な経験ですが、竹内文書の本を読んだらひどい目にあったことがあります。
unlearn-mahikari.hateblo.jp
恐ろしくてこんなものは人様にお勧めできません。
また、真光をやめても別のカルトに入信する人がある程度存在します。教団としての真光は否定していても、手かざしだけは信じ続けたり、教えだけはよかったと思っていたりする人もいます。
真光の嘘に気づこうが脱会しようが、元々が「カルト宗教に騙されて入信してしまうような人間」というところには変わりありません。
反省もないままに新たなカルト思想に触れるのは危険が伴うと考えます。
そもそもカルトの教えなんか読んでも時間がもったいないだけですしね。
これも真光の罠ではないでしょうか?
真光は正しい神、正しい教えが嫌いです。騙された怒りで無神論者になるのは仕方のないことですが、宗教そのものを否定すると真光が喜びます。
unlearn-mahikari.hateblo.jp
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神道の勉強を始めてやっと真光の元ネタが神道だと気づきました。正しいことを知れば嘘が分かります。嘘だけを学んでも、嘘が見抜けるようになるとは限りません。
信仰はしなくてもかまいません。真光の洗脳を解くためにも神道を知ってほしいと思います。
神話はなかなかシュールで面白いものですよ。
天照大神(あまてらすおおかみ)は弟である素戔嗚尊(すさのおのみこと)が田畑を荒らしたり馬の皮をはいで投げ込んだりしても怒りませんでしたが、素戔嗚尊が神殿にウンコしたのに気づかずに天照大神がそのまま座ってしまい、体が臭くなったから天石窟(あめのいわや)に引きこもった話とか*2。
飯豊皇女(いいとよのひめみこ)が初めて男と交わるエピソードも突然始まります。
「人並みに女の道を知ったが別に変わったこともないし、これからも交わりたいとも思わない*3」という本人のコメントが掲載されてるのが一番しょうもない話ですね。
※これが載っている日本書紀は国としての公式な歴史書であり、中国語の分かる外国人に読ませることを念頭に編纂されたものです。
神道理解の第一歩は「神社のいろは」。
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神話のおへそ『日本書紀』編は文字だけの本で少しとっつきにくいです。教科書としてはまとまってますが日本語が難しいので辞書と古語辞典があるとよいでしょう。
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*1:wikiにも書かれています。2017年6月11日閲覧
*2:神話のおへそ『日本書紀編』103Pより。