真光やめたら幸せになりました

真光やめるほどじゃないけど、ちょっと疲れたな。そんなときは一息つきましょう。無理にやめなくてもいいんですよ。

第8回神社検定壱級 感想戦

試験問題振り返り

それでは第8回神社検定の問題をさらっと振り返ってみましょう。
断りがない限りは要語集祭祀編のページ数。間違いあればご指摘を。
過去問をやってれば解ける問題は過去問と記載。

問1~3は大嘗祭に関する基礎的な問題。P261。
問2 過去問。問題文を読み飛ばすと間違える。
問3 辰巳午を避けた変化球だが、十二支が言えれば答えられる内容。
問4 童女つこの読み方は試験後に知りました。P263。
問5 白酒・黒酒との混同を狙った四択。P264
「にぎたえのみそ」「あらたえのみそ」にふりがなが振ってあるので、「和妙・荒妙」を知らなくても「荒魂」「和魂」が読めれば答えられる。
問6 過去問に出たような気がする。私は間違えました。
問7 勘で答えたら当たってた。なんとなく安曇のような気がしたし秦は違うような気がしたから。P269
問8 帛御袍はくのごほうの項目で覚えていた。他の選択肢はまったく聞いた覚えがない。要語集載ってるの?P269
問9 間違えて4番を選んでしまった。猿女はいろはの続きでは早くに没落したとしか書いてなかった気がするので「いたんだ」と思いました。
この手の○○氏、あんまり覚えていない。
問10 過去問。掃守は知らない。

問11 八しかなくない? P192。神社のいろはP38参考。
問12 過去問。
問13 天皇四択で天智天皇天武天皇が入ってたら諦めます。
問14 間違えて日臣命にしてしまった。
問15 三種の神器の内の二つって割とむずかしい。曖昧な知識では受からせないという気合いを感じる。
問16 基本的なところなので豊明節会くらいは答えておきたいところ。P275。
問17 高御座が何か分からなくて図書館で調べた思い出。御帳台は貴人の小部屋みたいな布の仕切りかと思ったら違った。見た目は高御座に似てるけど皇后陛下がお入りになるそうです。
https://www.jinjahoncho.or.jp/miyogawari
鳳輦は天皇が乗られる御神輿みたいなもので鳳凰の飾りがついています(詳しくはいろはP115)。この三つはイメージ的には似たもの同士。標山ははっきりしないようで要語集にも神籬みたいなものだろうとしか書いていない。仲間外れかどうかで選ぶと間違える問題。
問18 基礎的な問題。過去問。P92。
問19 延喜式の何巻かはだいたい覚えていない。神社のいろは続P64。
問20 登極令しか知らない。P97。

問21 間違えて御剣神璽にしてしまった。
問22 分からなかったので御鈴にした。御鉦は読めなかった。文面から演奏する感じだが、御箏と御楽はなんか違う気がして、神社のいろはの鈴はさやさやと鳴るを思い出したので。
問23 微妙に過去問。古文なので読むのが嫌になるが、よく読まないと三諸あたりを選びそう。
問24 弐級で大事な大神神社のやや変化球。八百丹杵築宮は少し分かりにくいが、試験前に神話のおへそで覚えた。
問25 P126。過去問出てたかも? 方角や上下関係は割と聞かれる。
問26 過去問。問題をよく読もう。
問27 遷宮関係のお祭り四択。名前だけ知ってる状態なので間違えました。
問28 似たような歴史書の四択。内容が大体似ているので区別が付けにくい。暗記に頼らず、それぞれどういう経緯で成立したかを調べる(要語集にはない)。P155。弐級でも出てくる。
問29 これは基礎問題。

問30 饒速日命と悩んだけど宇摩志麻治命にしてしまった。氏族関係が苦手。
問31 新問。文面から分からなかったので木綿にした。物実なら剣か玉あたりで悩むべきだね。P162~3。
問32 弐級で勉強した範囲。P176といろは続のP45。
問33 勘で当てた。他の三つがしっくり来なかったのでなんとなく覚えていたのかも。
問34 出た! 嘗嘗だらけ恐怖の四択。相嘗祭ってあんまり説明がないような。自分で調べて覚えた。過去問。
問題作成者の区別をつけてほしいという気持ちを感じる。数が同じ物と違う物。極端に数が少ない祭は何かがポイント。P183、P43とP292も参照。
問35 諦めた。P229。いろは続も参考になるかも?
問36 似たもの4択。帛御袍はお召しになるシーンが限定されている。過去問。P258-9。同じ白の御祭服が迷いどころ。絹は練るの意味が分からないままだった(後で調べた)。知名度でつい選びがちな黄櫨染御袍は意外とお召しになる機会がある。
服装関係は写真がないとかなり辛い。がんばってググってくれ。裾の欄とは何なのか分からないまま。
問37 過去問。似たもの四択。P278-9
問38 過去問。榊はちょっと悩んだけど語感で天八重榊を選んだ。榊に八咫鏡をつけたことがあるだけに難しい。
問39 新問。悩むとしたら1の中臣・卜部かな。P279-280
問40 過去問。懸税はいろはP154。机代物って要語集載ってました? 倭姫命と豊鍬入姫命は(伊勢)神宮の創建の重要人物。

問41 北を選んでしまった。P284-5
問42 明治神宮はさすがに選択しなかったものの、分からないので靖國神社にしてしまった。
問43 神宮以外ないよね。方角は読み飛ばした。
問44 勘。1の御比礼と和幣は何か分かるので二択まで絞り込めた。かけるならとばりの方が布っぽいけど語感で御衾にしました。試験後にググってようやく衾を襖と勘違いしていたと判明。衾は掛け布団のようなもののようだ。P284-5。
問45 2月17日ならわざわざ問題にしないことは分かったものの、「お祭りって卯の日とか辰の日という指定のことがあるよな」と4を選んでしまう。多分作成者の意図通りにひっかかった。P288、299。
問46 明治と迷ったけど江戸が三つもあるので惑わされた。
問47 なんとなく神主・祝部。「神祇の官人」ではなく「百官」だったらそっちにしていた。大臣以下もちょっと迷う。
問48 ここ大事。過去問。
問49 ヤマが当たった。神魂はどちらかと言うときさらぎ駅で印象深い。須賀・八重垣は出雲の中で須佐之男命に縁深い。P325
問50 ひねりすぎて魂継にしてしまう。百番の舞は覚えてたけど榊か楠か聞かれて動揺する。「さすがに楠はないわ」とここだけ解答を変更したが無意味だった。ルポに魂継とか霊継とか書いてあるので中途半端に覚えたっぽい。祭の名前は大事だよ。
「聖なる資格を更新する」という一文で魂継はないだろうと気づくべきだった。この辺は知識より国語力の問題である。

問51 社伝、大庭、国造と近辺のワードで惑わせる。
問52 弐級の知識でなんとかした。神社が持つ領地を失ったのはなんとなく覚えていたので「お上に召し上げられたなら下地じゃなくて上地だろう」。
神話から続く出雲と伊勢の微妙な感じは、ご祭神論争あたりにも出ているので、ここは「官社」ですよね。
P330。社領や朱印地などは続きのP117、122、150あたりに詳しい。

問92 めずらしく侍殿防護の神勅が出題。
問100 かなり意外な出題。選択肢が長すぎて読むのを諦めた。捨ててこそ得るものもある。細かいこと知らなくても解ける。

全体の感想

新問はけっこう連発。内容を理解していれば意外と答えられるものも多い。
参級・弐級や神話の知識でなんとかなることもある。実は重箱の隅をつつくような問題は少ない。
理解力を問う問題は試験後に手応えがないのだそうだ。それで何点とれそうか予想が出来なかったらしい。

勘でもサイコロ転がすレベルから確信度がそれなりにあるものまでそれぞれ。
古事記日本書紀の合わせ技問題は出なかった。
皇室は「出題できそうなところが少ないなあ」とは思っていましたが、まさかの3問。ここまで少ないとは。
(意図は分かるが)半額で買ってるとは言え安くはないので……

試験は問題作成者との闘いである。相手は人間。

出典・参考

神社検定公式テキスト?『神社のいろは要語集 祭祀編』

神社検定公式テキスト?『神社のいろは要語集 祭祀編』

神社検定公式テキスト3『神社のいろは 続(つづき)』 (神社検定公式テキスト 3)

神社検定公式テキスト3『神社のいろは 続(つづき)』 (神社検定公式テキスト 3)

神社検定公式テキスト1『神社のいろは』

神社検定公式テキスト1『神社のいろは』

第8回神社検定壱級受験を終えて

令和元年(2019)6月18日に神社検定壱級を無事受験しました。
精根尽き果ててしばらくぐったりしていました。

往き道は「勉強が出来るのはありがたいことだなぁ」と感謝の念がこみ上げて涙ぐんだものです。

名前や受験番号、生年月日は間違いがないように5回くらい確認しましたが、まさかの塗り間違い。
試験終了直前に気づいてよかった。

昨年の弐級は試験前も結構点が取れそうに感じていましたし、試験後も「これはいけそう」と手応えがありました。
壱級はまるで手応えがないのです。
分からない問題が多かったのもあり、何点取れそうか全く予想がつきませんでした。

「これは駄目かもしれない」

帰り道は「あんなに頑張ったのに」と泣きながら帰りました。
無事おうちに帰るまでが検定試験です……

弐級までは公式の解答発表を待っていましたが、今回は気になって教科書を調べました。

勉強してる間は苦痛ですけど、終わった後の解放感と達成感はクセになりますね。

【神社検定】試験日までの過ごし方

試験まであと一週間

さて日付はちょっと戻りまして、試験日の二週間前くらいが不安のピークと言われています。

去年の今頃は、勉強しなかった人の言い訳が色々あって面白かったですね。
試験日を忘れて違う予定を入れてしまい行けなくなったとか、前日と当日に用事をたくさん入れてしまったとか。試験範囲を間違えたとか。

予防線にもバリエーションがあるものです。
そういう弱さを乗り越えて合格の絵馬を勝ち取りましょう。

例え本当にやむを得ない事情があったところで、「かわいそうだから合格にしてあげよう」なんてことはありません。

さて、一週間前くらいになると受験票も届いて落ち着いてくるものです。
受験票の写真をSNSに投稿するときは、受験番号必ず隠して!
大事な個人情報だから!

準備をしておこう

文房具をペンケースから全部出して中身を確認しましょう。
必要なものをリストに書き出して、ないものは買いに行きましょう。
頭痛薬や下痢止めなど、たまに使う薬も用意しておきましょう。

当日の予定を決めておく

当日の行動予定表を決めておきましょう。
ガソリン入れたり時刻表を確認したり。お昼はどこで食べるのか今のうちに決めてしまいましょう。
暑かったり、雨に濡れたり、冷房が強すぎたりするので調整しやすい服装を何パターンか決めておきます。

試験前日は不安でしょうから、こういうことは今のうちに決めておいた方がいいですよ。
選択・決断は精神力を使います。
当日に服装で悩んだり、慌てて文具を買いに行ったりしたら動揺してしまいます。

べからず集

落ちる人はなぜか似たような行動パターンを取ります。

参考書を増やさない

直前期に参考書を増やすのは愚策です。
問題を繰り返し解いて教科書を読み込むのが基本です。
素材(教科書)が悪いのではなく、加工(勉強)の問題です。

毎日徹夜で猛勉強しない

最後の一週間で最も大事なのは体調管理です。心の健康を保ちましょう。
ストレッチやウォーキングなど軽めの運動をしたり、ぬるめのお風呂につかったり。
自然に触れる、音楽やお香などでリラックスして早く寝ましょう。
とにかく寝ましょう。

新しいことに手をつけない

勉強は見直しを中心にして新しいことに手を広げない。
「一度も出題されてないけど、このあたりそろそろ出るかも?」と思うかもしれません。
新問・難問に固執しすぎて基礎的な問題を落とさないように。
簡単な問題も難問も同じ1点です。

何回も間違えてしまう問題ってありますよね?
どうしても覚えられないものは、切り捨ててしまう覚悟もときには必要です。
70点取れたら合格です。100点満点を狙うと逆に落ちます。

ソシャゲ、スマホSNS、アルコール、ギャンブルはNG

気晴らしは必要ですが、こういう依存性の高いものは逆効果です。
ストレスが募ると、だいたいこっち系に手を出すものです。
視界に入らないようにしましょう。

不安になることを責めない

頑張ったからこそ「あれもこれもできていない」「勉強してないところが出題されるかも」と心配になるのです。
真面目に勉強してない人は大して不安になりません。
受験生が不安になるのは当然のこと。しかし、感情は抑えようとしてどうにかなるようなものでもありません。
「不安で当たり前」という開き直りが肝心です。

【特別寄稿】うしおさん

こんにちは、うしおです。
元真光のtenさんは、今は神社検定壱級の勉強の最中なので久しぶりに寄稿します。

ストレートに真光を脱却したtenさんは、ブログのタイトル通り、今幸せなのか?
ここは脱会検討者には気になるところでしょう。

結論から言うとtenさんは苦しそうです。
毎日のように人間関係などで体調不良になることもあります。
精神が不安定になって取り乱したり、自分を見失ったりすることもあります。

でもそれって「真光にいてもいなくても一緒だよね」って事です。
人生なんて苦しいことが9割、いや10割近いです。
でも一つだけ違うことは、自分の人生を歩んでいるということです。
他人の人生ではありません。

自分で考える人生を歩み出したtenさん。
はたから見て苦労はしていても、本当に充実しています。

私自身も複雑な家庭環境で育ちました。持病を抱えつつ、大変な仕事もしてきました。

私の親は弱っていても、宗教勧誘には毅然と対応しました。
「子供の人生は未成年の内から親が決めるものではない。
宗教や思想、政治信条は成人してから自分で判断するものである」
という強い意志があったからです。

今でも、人生が楽しいと思うことよりも辛いと思う事ばかりです。

でもtenさんと出会って良かったと思います。

「元真光だということが気にならないのか」
と思われる方もいるかもしれません。
自分の人生を取り戻そうとして生きているtenさんといることで、自分自身の成長もかなり大きかったし、感謝しています。
ですから今では「tenさんが元真光信者で良かった」と思えるくらいです。

真光を無理に辞めなくても良いし、親と喧嘩しても良いと思います。
まずは真光にいながらでも、自分自身で考えて行動すれば、自分の人生は楽しいと思います。

自殺未遂をはかったこともありますが、何とか生きてきた私も、
人生なるようにしかならないという気持ちで生きています。

気楽に人生過ごしていきましょう。

【神社検定】受験対策動画を見よう

受験対策動画販売開始

2018年は受験対策動画が無料で試聴できましたが、2019年からは有料販売になりました。
www.jinjakentei.jp

画質が上がり、チャプターも分けたので使い勝手がよくなりました。
スマホにも対応しています。

※GoGetterz
GoGetterz | 学びから未来をデザインしよう!ゴーゲッターズ
という外部サイトにアカウント登録する必要があります。

買う価値はあるの?

弐級の「神社のいろは続」は難しいので、解説動画を見た方がいいと思います。

ちなみに私は、神話のおへそ(古事記)編の解説動画を購入しました。
1時間10分にまとめてる分、テンポが若干早いので、「初めて教科書開きました」という状態だとついていくのがむずかしいです。
ある程度教科書を読み込んでからにしましょう。

基本的には教科書をかいつまんだ内容です。
勉強というのは、基本はテキストなので視覚情報しかありません。それにプラスして音声で聞くと、より頭に入りやすくなります。
難読漢字も多いですし、動画の方が読みを調べる手間が省けます。
通勤時間や、隙間時間に聞いて耳から学習というのも悪くありません。

ちなみに入会時に500ポイントもらったので500円引きで購入できました。
全部試聴し終わったら500ポイントまたもらえました。
※特典はいつまでやってるのか分からないのでGoGetterzで確認してください

unlearn-mahikari.hateblo.jp

真光の神はキャラが薄い

真光の本体は何?

真光の神はそれほどキャラ設定がされていません。
「葦の芽のようなものから出現した神*1」とか「嫉妬する神」とか。

具体的に言うと、神話がないのです。

「いろんな宗教の元ネタだよ」とか「手かざして奇跡が起きる」とか、そのくらいでしたよね。

神幽現とか世界観の話はあるんですが、神様としての真光にはエピソードがありません。
教祖のことをくさいと言ったぐらいしか記憶にないです(真光が薄いのではなく、私の記憶が薄くなっただけかもしれませんね)。

そういう意味では「手かざし教」なのでしょう。

キャラが弱いと、愛着を長く持って貰うのがむずかしくなります。
その薄さを教祖への崇拝で埋めるにしても、人間には寿命があります。

初代・二代のようにカリスマが教祖やってる分にはそんなに問題がないかもしれませんが…………

unlearn-mahikari.hateblo.jp

*1:参考:

神社検定公式テキスト10『神話のおへそ『日本書紀』編』

神社検定公式テキスト10『神話のおへそ『日本書紀』編』

【動画】真光の元ネタ:大本教

大本教はまさに大本

真光批判サイトでよく言われていることですが、「真光のパクリ元の一つは大本教」。
どういう宗教なのかよく知らなかったのですが解説動画を見付けました。


【日本の支配者】生長の家・崇教真光・霊友会を生み出した「教祖作りの宗教・大本」の怪人・出口王仁三郎の生涯
宗教系Youtuberのえらいてんちょうさんと宗教学者島田裕巳の対談です。

大本教は様々な新宗教に影響を与えたことが語られ、まさに名は体を表す。
真光にもすこし触れられています。

真光はその他大勢にすぎない

真光だけが大本教の流れを汲んでいるわけではありません。多くの新宗教と同じようにしているだけです。

教義に独自性があるかどうかは、それほど重要でもないです。
その信仰を以て本人や周りの人も幸せになれるかどうかが大事ではないでしょうか?