以前から「神道は教典がないなぁ」と思っていました。書店のセンスの問題なんでしょうが、神道の本はなかなかいいのが置いてありません。おみくじに書いてある神の教えぐらいしかないなぁとボヤいておりました。
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先日遠出をしたときに大きな本屋に行く機会がありました。「何か神道の本でよいものはないかなぁ」と探しましたが、宗教コーナーに新宗教の書籍はあるのに神道の本がまったくなくてびっくりしました。世界神話とか民族文化扱いなんですね。
そこですばらしいものを見つけました。神社検定(神道文化検定)の公式テキストと申込書です。
「神社のいろは」は一般向けの神社本よりも踏み込んだ内容となっており、参拝の作法や各神社の由来だけではありません。祭りの種類や意味、本殿での祈願の作法、神棚のお祀りの仕方、神道式の葬式やお墓など、神道文化の基礎が学べる本です。
試験を受けない方であっても読んで損はありません。
神社のいろはで一番衝撃的だったのは仏教の仏壇にあたる御霊舎(みたまや)という祖先の霊をお祀りするものの存在ですね。神道が葬式から排除されたのはなんとなく知っていたのですが、私の頭の中では「仏壇=仏教」なわけで、先祖崇拝は仏教から始まったものと思いこんでいました*1。そりゃあ仏教伝来以前にも先祖崇拝はあるよなあと心を改めました。
神社検定とそのテキストは安心の神社本庁監修!
内容が信頼できますので、検定のテキストというだけではなく神道の教科書と言っていいと思います。
「めんどうくさい話はいいから御利益教えて」的な要望に応える本とか、ゆるふわスピリチュアルなど、カルトに近い神道本とは一線を画しています。
正しい教えを知らなければ真光の洗脳は溶けません
――などとえらそうなことを書いておきながら、私が神道の勉強を始めたのはほんの数日前のことです。
やってみると分りますが、神道の勉強を真光が嫌がっているのを感じます。
真光の初級研修のときから、「既存の宗教では○○と教えてますが(真光では)××が正しいのですよ」と教えられます。これを一つずつ元ネタを探し当て、一歩一歩過ちを正していくのです。
それがこのブログの最初のタイトル案であり、urlにも含まれている「学び直し(unlearn)」です。
私の中に残っている真光の残骸を取り除いて行く作業がようやく始まりました。
昔の私に比べれば、今の私は真光の毒が抜けています。しかしまだ少しばかり残っているのです。
この「あと一押し」というのが、できそうでなかなかできないというのが現状です。
真光にいたのが十年以上。やめてから十数年。
真光をちゃんとやめられていないことに気づいてから、まだ一年も経っていません。どうせすでに長い時間が経過しているのです。焦る必要はありません。
真光が嫌がるのは正しい教えを知ることです。本当の意味で洗脳を解くのにも役に立つはずです。
勉強は面倒くさいものですが、必ずそれは自分の身になります。
神社検定公式テキスト3『神社のいろは 続(つづき)』 (神社検定公式テキスト 3)
- 発売日: 2013/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
*1:「神社のいろは」138P。